14日のエントリーで、「
地震の事後対応に関してブロガー諸氏の間では百家争鳴ですが、被災者に対して何の貢献もできない当方がいくら書いても、所詮は野次馬的物言いにしかならないので、それは自粛しておきます」と書いたのですが、被災地以外の地方での目に余る動きが目立つので、自重を促す意味で一言書きます。
3月15日の読売新聞は、”
石原知事、天罰発言撤回・謝罪「深く傷つけた」
東京都の石原慎太郎知事が、東日本巨大地震に関連し、「天罰」などと述べたことについて、石原知事は15日、「被災者、都民、国民の皆様を深く傷つけた」と謝罪し、発言を撤回した。
石原知事は同日、地震対応に関する記者会見の冒頭で、「被災者の失意、無念は拝察するに余りある」「発言を撤回し、深くおわびします」とし、「首都の知事として、被災地のために全力を尽くすことを改めて約束したい」と述べた。
石原知事は14日、震災に対する日本国民の対応をどう見るかと報道陣に問われた際、「津波をうまく利用して『我欲』を洗い落とす必要がある」「これはやっぱり天罰」などと発言していた。”と報道しました。
どんな発言にもTPOというものが必要ですから、この石原都知事の撤回・謝罪は当然ですが、当方は「
『我欲』を洗い落とす必要がある」というところの言わんとするところは理解できます。というのは次のような報道を見聞するにつれ、現代の日本国民が相当に劣化していると感じるからです。
3月15日の産経新聞は、”
【東日本大地震】都内で買いだめ収まらず 企業の対応も焼け石に水
「1人1個まででお願いします!」
東京都大田区の大手スーパーでは15日、開店直後から店員の連呼する声が響いた。店員が商品棚にティッシュペーパーを置いたそばから買い物客がひったくるようにかかえていく。店内のカップめんや缶詰コーナーの棚はすべてカラ。レジには、こぼれ落ちそうなほどに商品を詰め込んだかごを手にした買い物客の列が続いた。
深刻なのは必要以上に品物を買いだめする動きが、震災の影響がなかった地域にも拡大している点だ。
四国地方でティッシュペーパーなどを生産する中堅メーカーでは「14日から関西、九州など全国の取引先から問い合わせが殺到しており、とてもさばき切れない」と悲鳴を上げる。”と報道しました。
東北のごく一部しか地震被害を受けていないのに、なぜそれ以外の地域の人間が右往左往する必要があるのでしょうか。飲食も行動範囲も普段の6割程度に押さえておけば何の問題もないはずです。このような買いだめに走っている人達は、自分さえよければという利己的な意識が非常に強く、我先にとか我勝ちにとかという言葉しか思い浮かびません。どう考えてもかつての日本人とは異なるメンタリティーの持ち主です。
しかし問題はそういうことにはとどまりません。正直に言って、今回の津波被害は多分に人災の趣がなしとはしないと感じるからです。というのは、津波で大被害を出した地域では、2004年12月26日に発生し、22万人の死者を出したスマトラ島沖地震の教訓を生かしたまちづくりがなされていたかということです。防災に強いまちづくりをするには住民自身に公共心が旺盛でなくてはなりません。買いだめに走るような人達とは全く逆のメンタリティーでなければならないということです。果たして、日本全国の自治体のどれだけでこれができているだろうかと考えると、身震いがする思いです。
- 2011/03/16(水) 08:57:49|
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