2011年 03月 16日
朝4時50分記 あるかたがメールで教えてくれました。米国の大マスコミでの識者の見方のビデオです。 http://news.yahoo.com/video/tech-15749651/24532243 英語なんですが。 日本のいまの原発状況は最後の手段をとる状況にちかい。つまりチェルノブイリでやったようにうえから砂やコンクリートをまいて固めてしまうというもの。Kaku(加來 道雄)という理論物理学者のご意見です。この方は日本名ですが英語的には米国で育った方でしょう。もう一人は、日本政府への厳しい批判です。わたくしも官房長官が最初から安全、安全、とずっと言い続けてきたことと、首相が自分の支持率浮揚の最高のチャンスと思った(たぶん)行動が東電を一方向にむかわせ、国家を誤まらせていると思っています。大マスコミが原発についてずっと国民をミスリードしていると恐れています。 http://news.yahoo.com/video/tech-15749651/24532243#video=24533507 も見られたら日本大マスコミよりも米国大マスコミのほうがはるかにこの事態を正面から直視しようとしていると分かるはずです。 5時12分記 上の識者の意見は、日本原発は燃料のコントロールできない決壊状況に限りなく近い、とそれに原発がかたまってつながっているというさらに悪化させるまずい状況が加わって、事態は極めて危険であり、ひとつの破綻が連鎖現象を起こすといってます。Kaku氏は空軍をつかって空から5000トンの砂袋を上からまきなさいといっているようです。もう一人も現在この数日がコントロール出来る限界で、こうなってきたのも政府の稚拙な対応にあると断じているようです。キャスターは米国政府が緊急に日本政府に圧力をかけるべき時期かと聞いています。さすがにしろとはいっていません。でもKaku氏はチェルノブイリの時だって、米国の牛乳はちゃんと飲めたと返事しています。つまりどうなっても米国に危険はおよばないということです。 しかしわれわれ日本人は?日本大マスコミのミスリードが本当にあるとすると、福島、宮城、茨城までの人々のこれからの人生はどうなるのだ、わたくしは本当に不安を感じます。津波の被害は回復できるが、原発は未来長期にわたって、です。 7時45分記 放射線量の比較で原発由来の量と胃部のX線照射とか東京ー米国の飛行で浴びた線量をしていますが、ずいぶん強弁だなとおもいます。 外国旅行やX線照射のあとで衣服をよく洗ったりしますか?こういうものの放射線は体内を通過しますが、止まりません。しかし、原発から出てきたものは放射性化学的物質として、呼吸で肺、食べ物で消化器、それからだのの表面、皮膚を通過して体内に入り止まります。人工的な化合物ですから長期止まるかもしれません。ストロンチウムやセシウム、ヨードなどは体内にとどまります。ものによっては年のオーダーで止まり、そこで放射線を出し続けたり、別な化合物になります。細胞の障害やがん化が起こるかもしれません。量だけの比較をみて、まったく障害がないといいうのはどうでしょう。それでいながら、避難域の人はなるべき家の中にいろ、とか外から帰ってきたら体や衣服をあらえとか、二度とその服は着るな、などと命令調でいいます。自分が言っている矛盾にも気がつかないのです。これは最初から首都圏という人口大規模なところの住民は安全、大丈夫、といい避難域ではただただ家の中にいろ,服は捨てろです。こういう解説を平気でするNHKの連中などは許せないと思います。わたくしは何も悲観的にいうことに努力しているのでなく、原発から出てきた放射線は物質として取り込まれのだから、安易な比較をして安全、安全、という連呼は国民に対して犯罪的だとさえおもいます。スリーマイルがまったくたいしたことない、がんになった人は一人もいないというのなら、なぜあのあと米政府は原発開発をストップしたのか。チェルノブイリの壮烈な小児がん発生はたいしたことはないのか。そういいたいです。アスベストによる被害だって中皮腫という逃れようもないアスベスト特異的がんが出てきて、それまで知らぬ存ぜぬと言い張った企業も認めだしたのです。原発での放射能による疾病の疫学的な研究などは非常に未発達であり、多くの隠された健康被害がありうることを、一線の研究者や医療者や専門的な解説者が無視し,安全、安全と連呼するのはきわめて問題のある態度であり、大マスコミはその共犯だとおもいます。 by yanagidamitsuhiro | 2011-03-16 04:52
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