気象・地震

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東日本大震災:米、英、中の救助隊員 惨状に言葉失う

 「TSUNAMI」の爪痕はここまですさまじいのか。岩手県大船渡市の被災地に入り、生存者の捜索活動を行っている米国、英国、中国の救助隊員は、生々しい現実を目の当たりにしている。経験豊富な救助のプロも現地入りした際は、言葉を失うほどだった。

 大船渡入りしたのは米国150人、英国70人、中国15人。15日から地元の住民や消防隊員に被害状況を聞き、救助犬を使いながら、がれきの山をかき分けて捜索している。米国のジョージ・カーペンターさん(32)は「一人でも助けられないかと思って仕事をしている」。ジョー・カレダさん(51)は「スマトラやハイチの大地震よりもひどい」とショックを受けていた。

 中国からの救助隊員は「津波はあっという間に家屋を横倒しにするので、地震のような災害とは大きく性質が異なると感じた」と驚いていた。「四川大地震で日本に支援の手をさしのべてもらった。私たちも喜んで捜索に協力したい」と話した。【平元英治、諫山耕、近松仁太郎、川名壮志】

毎日新聞 2011年3月16日 9時20分(最終更新 3月16日 9時22分)

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