余震相次ぐ 厳しい冷え込みも
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余震相次ぐ 厳しい冷え込みも

3月16日 4時41分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東北の太平洋沿岸で起きた巨大地震で、東北や関東では余震とみられる地震が相次いでいます。一方、多くの被災者が不自由な避難生活を送る被災地では、16日朝は氷点下の冷え込みとなるところが出ています。

今月11日に起きたマグニチュード9.0の巨大地震のあと、東北や関東の太平洋沿岸などでは余震が相次ぎ、このうちマグニチュード5以上の余震は200回以上発生しています。気象庁によりますと、今後も強い揺れの余震が起きる可能性が高く、震度6弱から6強の揺れとなるおそれもあるということです。被災地では、これまでの揺れで建物などの強度が落ちており、気象庁は、引き続き余震と余震に伴う津波への警戒を呼びかけています。一方、津波などで甚大な被害を受けた東北から関東にかけての太平洋沿いの地域では、15日夜から16日未明にかけて広い範囲で雪が降りました。このあとも雪が降りやすい状態が続き、17日朝までに降る雪の量は、多いところで、▽東北の太平洋側の北部の平地で10センチ、▽南部の平地で数センチと予想されています。冷え込みも厳しく、午前6時の気温は、▽岩手県久慈市で氷点下1度1分、▽青森県八戸市で氷点下0度3分、▽福島県相馬市で1度2分などとなっています。上空に強い寒気が流れ込んでくるため、被災地では18日まで真冬並みの寒さが続く見込みです。被災者のなかには、厳しい寒さや避難生活で体調を崩す人も多いため、気象庁は被災者の体調管理に注意していく必要があるとしています。