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最終更新:2011年3月16日(水) 2時55分

原発作業員の放射線許容量引き上げ

 福島原発の事故を受け、厚生労働省は福島原発の作業員の被ばく線量の限度を、現在の2.5倍にあたる250ミリシーベルトに引き上げることを決めました。放射線許容量の引き上げは、初めてことです。

 原発作業員の被ばく線量の限度は、厚労省が所管する規則で100ミリシーベルトと定められていました。しかし、この許容量では現在の福島原発では短時間の作業しかできないということです。

 このため14日、官邸は厚労省に対し「作業員の被ばく線量の許容量を上げるよう」要請。審議会で検討された結果、250ミリシーベルトまで引き上げることはやむを得ないという結論がでました。

 これを受け、厚労省は15日付で「福島原発の作業員に限る」として、被ばく線量の限度を250ミリシーベルトに引き上げると改定しました。(15日22:09)

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