2011年03月16日

電気自動車を被災地へ

電気自動車が微妙な存在となっている。言うまでもなく電力は少なくとも今後2年程度極めて厳しい状況となるだろう。長ければ5年程度電力不足に見舞われる可能性出てきた。輪番停電措置も行われる中、短い時間に大量の電力を消費する昼間の急速充電などもってのほか。

「環境にやさしい」という大義名分も、原発の稼働率低下で怪しい状況になってきた。現在東京電力の原発は柏崎の5機しか稼働しておらず。この程度だと夜間の余剰電力も極めて少なくなってしまう。夜間電力の優遇料金の根拠だって無くなる。オール電化住宅の立場は厳しくなるはず。

一方、被災地での移動手段として電気自動車を考えると理想に近い。燃料事情の悪い被災地に於いても今や電気は来ている。電気自動車が非難施設にあれば、ガソリン不足という最悪の条件であっても急病人を病院に搬送することが可能。そもそもガソリンは消防法で保管出来る量が少ない。

例えば日産が東日本の50ヘルツ地域に配置してあるレンタカーのリーフやi−MiEV(こちらはディーラーの試乗車)をガソリン事情良くなるまでの期間、被災地に貸したらどうだろうか。50ヘルツの地域で昼間充電されようものなら電力事情の足を引っ張る。被災地であれば多くの人の助けになります。

ということで本日早速日産の国内営業担当役員の片桐さんに広報を通して依頼してみたい。片桐さんの権限があれば十分可能だろう。三菱自動車にも広報を通し、担当役員にお願いしたいと思う。もし運送する人員や現地でアテンドするスタッフが必要なら、喜んで業界有志でお手伝いします。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 01:29| 電気自動車