庶民と愚民の違い
庶民とは、常識に根ざした生活感覚のある国民のことを指す。ものを言わないサイレントマジョリティーとは庶民のことである。マスコミの町中インタビューでは庶民感覚のある意見はほとんど登場しない。
愚民(大衆)とは簡単に言えば、マスコミによって均質化、画一化、平均化された凡庸、低俗な人民のことである。ノイジーマイノリティである。最近はノイジーマジョリティーだけどね。
人間には、庶民と愚民(大衆)の両方の側面があるが、現代日本では庶民感覚が薄れ、愚民化の一途をたどっている。愚民からわき起こるものを世論といい、庶民からわき起こるものは公論という。愚民は「民意」などという怪しく頼りない言葉をよく使う。
私の言う保守とは、自身の愚民(大衆)の側面を思想によりなんとか抑えようと努力し、常識や道理からなる庶民感覚を鍛えていこうという態度に他ならない。
今回の原発の件で、私は庶民と愚民の両方の意見を聞いた。
まず、本当の普通の庶民の方である。
私:今回の原発の件をどう思うか?
庶:今回「想定外」という言葉がよく使われるけど、あの「想定外」というのが、そもそもおかしいよね。原発などというものは、「想定外」がないように作られて当然でしょう。おかしいなあと思って見ているよ。テレビがやかまし過ぎるわ。細かいことは興味がない。
私:原発批判にはどう思うか?
庶:原発に頼って生きているのに、やかましい過ぎるわ。原発がいらないなら、電気のない生活をするしかないじゃん。
次に愚民の方である。
私:今回の原発の件をどう思うか?
愚:あれな、メルトダウンしとるんだと。500ミリシーベルトの放射線をいちどきに全身に浴びた場合は人体の末梢(まっしょう)血中のリンパ球減少が起こる。逃げろ逃げろ〜。この房はプルトミウムを使っている。 今までの放射線とは違うぞ。 軽い被爆だと思っていたら死ぬぞ。
私:原発批判にはどう思うか?
愚:アメリカもスイスも、原発は怖いで、考え直す言っとるがや。
ここまで愚民だとかわいいけどね!にわか原発評論家には参る。
コメント
枝野の記者会見から推測すると、最大限、社会不安を煽らなければならない役目と、煽りすぎて事実と違うことを言ってはいけないという役目。その2つの役目の間で、冷や汗ものの会見をしていると思われる。
管はただのパフォーマンス。
民主党よ、もうそろそろ、収拾した方がいいんでないの?? そろそろ潮時よ。潮時を間違えると、民主党批判につながるよ。
ばかめ!
投稿: ∈オオヤマレンゲ∋ | 2011年3月15日 (火) 20時38分