せと弘幸Blog『日本よ何処へ』

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　東日本大震災　福島第１原発　２０〜３０キロは屋内待機を　

　菅直人首相は１５日午前の記者会見で、東日本大震災で被災した福島第１原発から２０キロメートル〜３０キロメートルの範囲内の住民に対し「外出せず、自宅や事務所など屋内に待機するようにしていただきたい」と述べ、屋内待機するよう求めた。(毎日新聞)

　これまで枝野官房長官は爆発などが起きる度に、「格納容器の健全性は保たれている」と言い続けてきました。周りの建て屋が壊れても、その格納容器が壊れていないのだから、重大な事故はあり得ないと言い続けて来た。

　我々はこの話を聞いて最悪な事態にはならないと信じ続けてきました。ところがこの格納容器が壊れなくとも極めて高レベルの放射能が検知されるに至りました。（少なくとも格納容器が爆発で壊れたとの発表はまだないようです。）

　この原因を現在は不明としながらも、４号機が爆発した為に起きたのではないかと推察されるとしています。４号機といえば地震当時は休止していたので、安全だと誰でもが思っていました。

　しかし、説明を聞くと取り出された使用済みウラン燃料が水の入ったプールの中に保管されているだけの状態であることが分かりました。運転中のウラン燃料は強固な格納容器に入っているので、最悪の事態は避けられる。

　ところが運転中でないウラン燃料は水の入ったプールに入っており、しかも、その水位が下がって溶け始めて来たというのです。これでは４号機の方が一番危険だったのではないか？


　正直言ってもう何が何だか分かりません。

　福島県民は現在疑心暗鬼になっています。

　もっと丁寧な説明を政府はしなければなりません。

　追記

　今（４時半）のテレビ会見によれば高濃度の放射能が検知された件については、４号機の中で溶融が起きているのではなく、爆発で飛び散った周辺の資材に付着していたものが、一時的に何らかの形で高濃度を生み出したのではないかという説明をしていました。

　もし、そのようなことであれば一時的なことであり一応は安心なのですが、その辺りがまだまだ曖昧な表現なので信用できないのです。

　尚、福島市は距離的には近いのですが、夕方のテレビ報道では放射能の検知は殆ど前日と変わらないものでした。風の方向で変化はかなり差が出るようです。

　ご心配頂きました方々に厚く御礼申し上げます。



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