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第一原発 冷却促進などを命令

3月15日 19時24分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

十分な冷却機能が確保できなくなっている福島第一原子力発電所について、海江田経済産業大臣は、運転を停止していた4号機の核燃料が再び臨界に達するのを防ぐとともに、2号機の冷却作業を早く進めることを法律に基づいて文書で命令しました。

福島第一原子力発電所の4号機について、東京電力は核燃料を保管するプールの水がなくなって、燃料棒が露出し、水素爆発が起きた可能性もあるとしています。また、2号機については原子炉内の水位が低下して、14日夜から6時間半にわたって燃料棒全体が露出した状態が続いたとみられ、その後、核燃料全体の半分以上がつかる程度まで水位が回復したとしています。これについて、海江田経済産業大臣は原子炉等規制法に基づいて命令を出しました。▽4号機については、核燃料を保管するプールの水がなくなって温度が高くなり、核分裂が連鎖的に起きる臨界に達するのを防ぐことなどを、▽2号機については原子炉を冷やすための水をできるだけ早く注入し、必要に応じて、格納容器の中の空気を抜いて、圧力を下げることを命じています。