福島第1原発4号機で鎮火、使用済み燃料プールの状況不明

2011年 03月 15日 17:52 JST
 

 [東京 15日 ロイター]  東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)は15日午後、福島第1原発4号機で同日午前9時38分ごろに確認した出火について、鎮火したと発表した。同社社員が現場を確認した。

 東電によると、15日午前6時ごろ発電所内で爆発音が発生、4号機原子炉建屋5階屋根付近で損傷を確認した。その後、4号機の状況を確認したところ、午前9時38分ごろ、同建屋4階北西部付近で出火を確認、鎮火活動に入った。

 4号機は昨年11月から定期点検中で、燃料は原子炉内になく、同じ建屋内の燃料プールに収納している。東電は同日午前中の会見で、出火について「水素爆発の可能性も否定できない」としていた。午後の会見で東電の担当者は「4号機の使用済みプールの状況はまだ確認できていない」と述べた。

(ロイターニュース、浜田健太郎;編集 石田仁志)

 
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