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トトロの家での生活 =冬= すきま風
- 2009/12/22(火) 14:43:07
先週から突然寒くなりましたね。妻の実家のある新潟市でも、12月では16年ぶりの積雪量だとか。そのニュースを聞いた時、「16年前と言えば、A君とデートしてた頃だろうか。雪が原因で渋滞がひどくて、帰宅が遅くなって父にひどく叱られたなあ」と、麗しい青春をしばし回顧してしまいました。
懐かしい時代から16年経って、現在の居住地、トトロの家のある房総地区ではまず雪は拝めませーん。子供たちはいつ雪が降るのかとうるさく、まだ地域の違いを分かっていないんですね。
西高東低の冬型の気圧配置になると、新潟のある日本海側は雪びゅーびゅーの悪天候、一方で房総を含む太平洋側はピーカンの晴天となります。新潟を出て横浜で暮らし始めた当初は、「『表日本』『裏日本』とはよく言ったもんだ」と実感したものでした。どんよりとした空でみぞれ混じりの天気って、いかにも「裏」って感じですもの。
が、冬将軍が南下してくると、晴天ながらも風が強いですね。
で、この風がトトロの家の大敵なんです。というのも、すき間が多いからです。
日中はまだよろしい。日差しが気持ち良くて、すきま風もあまり気にならず、外気温が10度を超えていると、薪ストーブなしで過ごせるぐらいです。あ、でも室内がぽかぽかというわけではなく、ちょっと我慢をしての薪ストーブなしという程度です。
↓マモもこの通り、日差しを浴びながら広縁で昼寝をしています。
しか〜し、日が暮れると、当然のように寒さを感じるようになり、しかも風が強い日には「一体どこから?」という風が室内を渡るのです。廊下に出ると、壁に飾ってある長男作成の万国旗が風で揺れていて、「普通の家だったらあり得ない!」と叫びたくなります。
しかもサッシではないガラス戸がガタガタと音を立て、聴覚も寒さと「風が入ってくるなあ」という気分を一層煽ってきます。よっぽど風が強い日とか雨の日には雨戸を閉め、そうなると音は気にならなくなるのですが、20枚以上ある雨戸を閉める作業は結構面倒で、普段は夜も雨戸を閉めていません。だから大抵の場合は、ガタガタ音をBGMに夜を過ごしています。
さて、この風は一体どこから入ってくるのでしょうか?
ま、単刀直入に言えば、「四方八方や!」となりますが、あまりにも身も蓋もない答えですね。
まず、ガラス戸です。
上のマモの昼寝写真に写っているように、我が家のガラス戸は80年ものを再利用しており、シングルガラスだし、木枠も長い年月の間に変形しています。4枚引きのガラス戸があるんですが、両脇2枚ずつの戸の鍵をかけると、合わせの戸と戸の間(つまり4枚戸の真ん中)が逆に空いてくるってどういうことよ、という代物です。
おまけに、鍵もこんなんで↓、要するに気密性はゼロ!!
まあいいや、雨戸を閉めればぐっとましになりますので。
原因その2はその雨戸。雨戸というか雨戸を格納している戸袋です。
戸袋には雨戸を出し入れするための口(くち)があり、ここからひゅーひゅーと風が入ってきます。以前はコウモリが室内を飛び回った事件があったのですが、このコウモリも戸出し口から侵入したのではとにらんでいます。
そして、建具のいろんなすき間。↓とうとう夫がこんな風に養生テープを貼ってしまいました!
↓玄関とLDを仕切る障子戸も、柱とこんなに離れていますから、風がピューッと吹き抜けていきます。
無垢の木製建具である以上、こういった収縮は避けられず、さらにトトロの家の場合は御年80を超える物ばかりですからしょうがないですね。修理代をケチっている我々にも原因はありますし。
引き戸と柱の間、あるいは戸と戸の間にすき間テープを貼るという手段もありますが、あまりにも見てくれがよろしくなくて、それだったらすきま風をまだ我慢するという心境です。
えっ? 「障子戸の桟に養生テープを貼っているのも同じだろ」ですか?(←実は妻の心の声だったりして)
ご指摘ごもっともですねぇ。夫曰く、養生テープは剥がした時に跡が残らないけれど、すき間テープは跡が残るから嫌なんだそうです。感性は人それぞれでございますねぇ。
私は生まれた時から当たり前のようにアルミサッシの家で育ってきたので、その性能を当たり前のように受け止めていましたが、このような古い建具に囲まれて生活していると、技術の進歩のありがたみをつくづくと感じるのでした。画期的だとすら思いますわ。
さはさりながら、−これが先人の知恵なのでしょうか−、雨戸→ガラス戸→(広縁)→障子戸という具合に外から分離されていると、それはそれで住宅としての機能は十分に果たしています。あ、「房総の気候条件下では」という但し書きがつきます。
そして、障子戸の優秀さを改めて見直しています。紙1枚ですけれど、ちゃんと断熱するんですよ〜。
カーテンみたいに上や下部にすき間もできないので、障子戸近くに寄ってもスースーしません。また、LDから障子戸1枚を隔てた広縁に出ると、「おぉ寒い」となるので、それだけちゃんと断熱しているということですよね。
障子戸のデザインもシンプルの極みながら秀逸ですし、障子戸は皆々様にお勧めしたいアイテムです。
ということで、このすきま風も知恵と工夫とお金で何とか解決できると思われます。
我々はお金が足りないという理由で、すきま風と共生しています。
が、古民家再生を思案中の方々は、どうぞお金をかけて対策をとって下さい。そうすれば、きっと快適な古民家ライフを送れることでしょう。
最後におまけの1枚です。
↓子供たちは寒風をものともせずに外を駆け回っています。
殺風景な庭は邪魔な物がなく、子供たちにとっては駆け回るのにちょうど良いみたいです。
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私も興味を持ってもらえるような記事作りを頑張るぞ〜。
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古民家の隙間風、我が家も、まったく同じです。そして障子の建具の素晴らしさも、まさに同感です。
板戸の割れ、隙間などの対策に、我が家では、和紙を細く切って貼っています。障子紙や和紙であれば多少は違和感もないでしょう。古い建具ですので、その景色に応じて墨を塗った和紙にしたり。楽しんでおります。
寒くなってきました、お身体ご自愛ください。
夜分遅く失礼致します。こんばんは☆
段々と寒さも本格的になってきて、朝晩冷え込みます!!!
お体ご自愛下さいませ。
再生するのもかなりの技術だと思いますが、
やはり昔からの家屋を現代の家屋の性能まで引き上げるのは難しいんですね〜。
我が家も、一流メーカーや工務店さんに比べると気密性や断熱性は・・・
なので、最近導入したエアコンを調子に乗って大活躍させています。
そして今、エアコンで発生する乾燥対策にと加湿器を考えており・・・
なんだか悪循環??チルチン人見てみなければ♪しかし、手本になれる自信はありませんよ〜(笑)嫁さんには、もうちょっと後にしてね?と言われる始末で。
なるほどー。面白い記事でした!
古民家で自然と共に暮らすといえば聞こえはいいですが
やはりご苦労もおありですよね。
それでもきちんと自然の生業をおおらかに受け止めていらっしゃる
マモ親さんはご立派だなぁ〜と感じます。
とはいえ今後は寒さが益々厳しくなりますので、
お風邪など召されませんようご自愛下さいね。
よいお年を!来年もまた遊びに来させてくださいね。
マモ親さん、こんにちは、
うちもほぼ同じ環境なんですよ。
縁側があってそして障子です。
家も昭和30年代に造った古いもので
建具も木です。
でもその分味がある、、って思っています。
私もすきま風分かります。
私もやっぱり冬が一番辛いな。
明けましておめでとう御座います!
本年もどうぞ、宜しくお願い致します(^^)☆
今年もよろしくお願い致します…
あけましておめでとうございます!ご無沙汰しております(汗)
築一年の我が家ですが、うちも隙間風がありました。
…というのも玄関ドアに蔵戸を使っているので
玄関の木枠と戸の間に思いっきり隙間が(汗)
隙間風はもちろん、夏には虫が出入りするし、
風の強い日にはその振動(?)玄関の明かり(センサー式なのです)が反応するくらい(笑)
どうしようかなぁと考えあぐねていたのですが
ベルメゾンでスキマシールというのを見つけ(本来はドアの下に貼るものの様ですが…)
それを玄関の木枠に貼ってみた所、なかなか良い感じになりました☆
建具のすべてに貼るのは難しいと思いますが、大きなすき間部分には有効かもしれません。
http://www.bellemaison.jp/ep/srvlt/EPFB00/EPFB0005/dProdDtlShow?BELN_SHOP_KBN=100&SHNCRTTKKRO_KBN=03&KAT_BTGO=841886_215_2009_02
あと、障子戸の断熱性うちも実感しています。
縁側に出ると「おぉ寒い!」分かります〜。
ちなみにウチの暖房(?)は、1畳のホットカーペットと小さな電気ストーブ。
冬は4畳の小上がりに一家集結状態です(汗)
マモ親さん、暖かくなったら是非!!遊びに来てください(笑)
はじめまして☆
田舎暮らしをしたいと思い、あちこちと探しているところです。
まだ、夢を見ている段階ですが。
私たちは、千葉生まれの千葉育ちなので、千葉にこだわっています。
連休がとれるとレンタカーで房総に出かけています。
夢を追うばかりでは、実際に暮らしたときに落ち込むこともあるだろうと思っています。
そのため、デメリット的なものを知ることが出来るサイトを探してみたりもしています。
今日、こちらにたどりつきました。
これから少しずつ過去にさかのぼって勉強させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします♪
ちなみに・・・・
私が育った家も隙間風などがありました。
一人暮らしをはじめて、気密性のあるアパートに引っ越したときに驚いてしまいました(笑)
でも、人間って慣れるんですよね。
そのあとに引っ越したアパートは、隙間風がありまして・・・
たいしたことないものだったのですが、結露が無いのです。
いやぁ、驚きました。
毎朝の結露拭きが無くなって喜んだものです(笑)
はじめまして♪
平屋ママと申します。おばあちゃんの家を思い出すのか、すごく懐かしく見ていてとっても!癒されました。
私も田舎におうちを建てて暮らしていますが、見習いたいところがたくさんでした。ブログはじめて間もないですが、良かったら遊びにいらしてください。
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
再開を待ってます
2009年12月以降のブログ心待ちにしています。その後のこと再開くださ〜い。大ファンで〜す