松山市下水道部発注工事の孫請け会社を舞台にした「裏金」捻出疑惑に関し、証言が出ている5件の工事の入札で14日、落札率が94・5~95・8%と判明した。同日の市議会環境下水委員会で理事者が明らかにした。委員からは「高額落札で失格者も出ておらず、おかしい」などと問題視する声が相次いだ。 委員会の冒頭、市側が工事の設計から完成までの手続きなどを説明し、17日に調査委員会を設け、有識者による第三者委員会も設置する方針を示した。