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ITコンサル業界・採用動向

ITコンサルタントに求められる資質・スキルって何でしょうか。

現役ITコンサルタントの方々に直接お話を伺ってきましたのでご紹介致します。

まず申しますと、ITというのはしょせんはツールです。
業務の変革や新しいビジネスモデルを生み出し成果をあげるという目的を達成するための手段だということを認識することが大切ですね。
ですので、ITコンサルタントは「モノ作りの力(IT知識)」と「プロセス構築能力 (業務の視点・知識)」をバランス良く持つことが重要になります。
また、良く言われる通り、論理的思考能力やリーダーシップ、チームワークスキルも大切な能力ですね。
その他、この仕事は本当にハードなので、体力・忍耐力も必須でしょう。

かっこよく言うと、ITコンサルって仕事は、ITを使って初めて可能になる夢を現実として売る仕事。
ITのことさえ分かればいいかって言うと、そうではなくて、夢が見えないお客さんに対して夢を具体的にイメージしてもらうためのプレゼン能力やドキュメンテーション能力を磨くことが必要不可欠になってきます。

まず『資質』としては4つ…
1.コミュニケーション能力
2.問題解決能力
3.論理的思考能力
4.協調性
1.は、例えばクライアントとの間で意識や認識のギャップを生じさせないためにも非常に大切になりますね。
2.及び3.は、何か問題が発生したときに、迅速にその事象を捉え、原因を分析、
それを基にロジカルに解決策を構築、最終的にクライアントに提案するというワークフローはコンサルタントの基本ですからね。
自分はまだまだできているとは思いませんが・・・。(笑)
4.は、コンサルタントは一見個人主義的と捉えられがちなので、ともすると忘れられがちなのですが、実はこの中では一番大切なことじゃないかと言っても過言ではないと言える能力です。
つまり、コンサルタントが手掛けるプロジェクトワークは個々のメンバーとの協調性がなければ、決して成功を手にし得ないだろうからです。

『スキル』といえば3つ…
(1) パッケージ(製品)に関する知識
(2) プログラム言語(構造)の考え方に対する理解力
(3) 業務の知識
…でしょうか。
(1)に関しては、パッケージの思想を理解した上で業務プロセス改革という目標を掲げ、そのためのシステムインフラ改革へと発想転換することの大切さをクライアントに理解してもらえる能力という意味もあります。
あと忘れてならないのは、多様なメンバーを統率しクライアントリレーションを良好に保つことのできる「マネジメント能力」ですね。

ITコンサルにとって技術的な知識はもちろん重要ですが、それと同じくらい論理的・戦略的思考力や交渉力が重要です。
なぜならば、例えばクライアントが大企業であるときなど、E-ビジネスに参入する際に既存のビジネス部門との間で摩擦が生じてしまうことなどがあるため、そのような状況をクライアントの理解を得ながら打破するには、そうすることの戦略的意義や期待効果を説得・納得してもらう必要があるからです。

システムコンサルタントには三つの要素が必要です。
 ●業種・業務のスペシャリティ
 ●マーケティング力
 ●プロジェクトマネジメント力
あとは、システムコンサルタントとしてのセンスがなければいけません。
コンサルタントには強く要求されると思います。
ここでいう『センス」とは、例えて言うならば、『森全体を見ながら一本の木を見るというような感じ」でしょうか。
部分だけを見ていてはいけないのです。グランドデザインが出来るということですね。
全体の姿を絵に落とし込んで、そこからはじめてシステムの基本設計というところに落とし込めるのです。
また、『経営とシステムのバランス感覚」も必要ですね。経営のことだけがわかっていても、それをシステムに落とし込めるのかどうかを知っていなければいけませんし、逆もまた然りです。
ただ、もちろんいきなり全部を持った人はあまりいませんから、その中で何かに抜きん出ている事が大切です。
それが本当に飛びぬけたものであるなら、たとえ三つの要素のうち一つしか出来なくてもいいのです。また、『現場感」は持っていて欲しいですね。
現場で業務を見て来ていないSEの方は難しいですね。
なぜかと言うと、見ているところが細かくて小さいからです。
コンサルは設計ができなければダメですが、基本的にSEの方はともて受身の方が多く、自分で設計しようという気も経験もない事が多いのです。

何と言っても『物事を前に進める推進力」ですね。
まぁ、これはITコンサルに限らず全て の仕事で求められるものだとは思いますが…。
何か障害があった場合や、技術的に分からないことがあった場合、そこでどう先に物事を進めていくか…………。
この仕事はものすごく『スピード」を求められるので、(エンジニアとしてはあまり良くないかもしれないですが・・・)『80%の完成度で先に突き進んでいける力』、『どこを抑えれば先に進んでいけるのか判断できる能力』というものが求められます。
これまでエンジニアの仕事というのは、ドキュメントを書いて、それをきちんとレビューして、 通ったら先に進む……
というように多くの作業ステップを踏んでいましたが、今はもう、企画書がきたらすぐに作ってしまうくらいの速さが求められるので、画面フローを見てそのままコーディングに入っちゃうわけです。
プロトタイプとかもどんどん作っていって、『スピード』に対応しています。