ベルリン(CNN) 日本の原発が危機的状況に陥っている事態を受け、ドイツのメルケル首相は14日、同国の原発の運用年数を延長する計画について再考すると表明した。
首都ベルリンで記者会見したメルケル首相は、日本の原発事故について「科学的には不可能としか思えないことが、実際に起こり得ることが示された」と語った。
原発の運用年数延長を定めた法律は政府の後押しで成立していたが、メルケル首相はこの延長を3カ月間凍結すると発表。原発の安全基準見直しを指示し、「見直しにおいてタブーがあってはならない」とした。
政府は原発を運営する電力各社と会談し、原発の今後について話し合う方針。