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2011年3月14日(月) 19:38 |

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地震発生から岡山香川の動き
未曾有の大震災から丸3日が経ちました。 沿岸部に広がる甚大な被害、そして東北地方ではいまだ余震・津波への危険と隣り合わせです。 物資の支援もまったく足りていない状況です。
岡山県は、地震発生直後から危機管理課が中心となって情報のとりまとめを行っています。 既に県の緊急消防援助隊や救急医療チーム、警察官ら200人が現地入りしており、今後も要請に応じて必要な人員や物資を送り込むことにしています。
物資の支援も動き出しています。 岡山県が、県内の災害に備え、各県民局などに用意していた組み立て式簡易トイレおよそ650個と、処理用の袋、テントが持ち寄られました。 岡山県は運送会社の協力を得て、国からの要請が入り次第被災地に搬送することにしています。
香川県議会では、一般質問に先立って地震による犠牲者への黙祷が捧げられました。 高松市の日本赤十字社香川県支部は14日朝、第2陣の救援チームを宮城県仙台市へ派遣しました。 救援チームは、高松赤十字病院の医師など8人で、仙台市の陸上自衛隊霞目駐屯地へ向かっています。 今月11日夜に派遣された第一陣の救援チームと合流して被災者の救護活動を行います。
岡山市は、消防緊急支援隊38人を宮城県七ヶ浜町へ派遣、また給水車9台を現地に送り込んでいます。 今後、政令市の調整役である札幌市の要請を受け、更なる支援策を検討しています。 両備グループは、ジャンボタクシーで被災地への物資の輸送に協力しています。 アムダと連携し、被災地で活動している職員から要望があったおむつや衛生用品、岡山コープから提供された食料品などを仙台市青葉区のアムダが活動している現場に運ぶことになっています。
一方、岡山市内の電気店では、懐中電灯や携帯ラジオなどがほとんどありません。 東京電力が、14日から計画停電を行うと発表したことから、関東に住む家族や親戚に送ろうと客が買い求めたためです。 在庫はほとんどなく、次の入荷は未定だということです。
中国電力では、東日本の電力が不足していることから、関西電力と合わせ、100万キロワットの電力を送っています。 西日本と東日本では周波数が違うため、変換して送る量にも限度があり、中国地方での節電は直接東日本への電力供給には結びつかないということです。
震災は県内の企業にも影響を及ぼしています。 三菱自動車水島製作所は東北にある部品メーカーの状況が把握できないため、14日、15日の工場の操業を中止しました。
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