NHK広島県のニュース　広島放送局

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地震受け中電に原発中止要望

東京電力の福島第一原子力発電所で原子炉の水位が下がって燃料棒が露出し水素爆発と見られる爆発が起きたことを受けて、広島市の市民グループは「災害時に被災者を放射能にさらす危険がある」として中国電力が山口県上関町に計画している原子力発電所の建設を中止するよう申し入れました。
申し入れをしたのは市民や労働組合で作る広島市のグループ「８・６ヒロシマ大行動実行委員会」で、メンバー１５人が広島市の中国電力本社を訪れました。
市民グループ側は福島第一原発の事故に抗議する横断幕などを手に本社ビルに入ろうとしましたが社員や警備員に止められ玄関の前で抗議文を読み上げ、担当者に手渡しました。
市民グループ側は「地震や津波で被災した人たちを放射能にさらす危険性がある」として、中国電力に対して、山口県上関町で進めている原子力発電所の建設を中止することや、松江市にある島根原子力発電所を停止するよう求めています。
グループの事務局長の谷口恭子さんは「福島での事態に恐怖を覚えます。被爆地として原子力発電所の危険性を訴えていかなくてはならない」と話していました。
中国電力は「内容をよく確かめて対応を考えたい」と話しています。

03月14日　19時02分

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