公開NTPサービスについてご説明します

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公開NTP

障害情報とお詫び

2011年1月23日にインターネットエクスチェンジポイントで運用しているntpサーバーから下記それぞれの時間帯において誤った時刻が送出されました。

一回目
10時19分〜12時18分
  この時間帯を通じて、38,272,992秒遅れた時刻が送出されました。
  これは、障害発生の始まりである2011年1月23日10時19分に、
 2009年11月6日 10時56分18秒を送出したことになります。

二回目
16時17分〜17時20分
  この時間帯を通じて、38,294,500秒遅れた時刻が送出されました。
 これは、障害発生の始まりである2011年1月23日 16時17分に、
 2009年11月6日10時55分38秒を送出したことになります。


いずれも施設の計画停電に伴って機器が誤動作したものですが、本来、停電時でもバックアップ電源によって動作上は問題がないようにしていることから、詳細な原因について現在調査を継続しています。
原因が解明できるまで同サーバーの運用を停止していますので、現在はNICT本部で運用している4台のntpサーバーで正常な運用を行っています。
利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
深くお詫び申しあげます。



1月28日追記

今回の障害の原因は、特定条件下で停電後の電源復旧した場合の時刻設定に不具合があり製品の初期設定時刻で動作を開始したためでした。
停電時の動作検証について不十分であったことをお詫びします。

今後、不具合箇所の改修と更なる動作検証を実施します。

インターネットエクスチェンジポイントで運用しているntpサーバーの復旧時期については未定です。




日本標準時 に直結した時刻サーバ


NICT公開NTPサービスではインターネットを利用して、日本標準時を時刻配信しています。

NICTではNTPサーバに供給する時刻の精度向上に努めておりますが、利用者の時刻精度はNTPサーバから利用者の方々までのインターネット環境に応じて数ミリ秒から数百ミリ秒位まで大きく変化する場合があります。このため、現在のインターネットでは利用時の時刻精度の保証ができない点をご了承ください。

公開NTPサービスに対する疑問などは下記の問合せ窓口までお気軽にご相談ください。

NTPサーバ名:
ntp.nict.jp

  ・設定方法Q&A
  ・統計(利用数, トラフィック, ドメイン別
  ・クライアントリストおよび開発者向け情報
  ・関連文書(公開文書 / 日本標準時 / ネットワーク時刻同期
  ・関連リンク集
  ・問合せ窓口

お知らせ


運用情報(過去の情報はこちら)

2011/01/27 11:00 - 2011/01/27 11:30   サーバ接続障害のためA系が利用 できませんでした。
2011/01/26 16:10 - 2011/01/26 16:20  サーバ接続障害のためB系が利用できませんでした。
2011/01/26 14:50 - 2011/01/26 15:30  サーバ接続障害のためA系が利用 できませんでした。

お知らせ(過去のお知らせはこちら)

***公開NTPサービスご利用の皆様へ ***
2011/03/14
東京電力の計画停電に伴い、公開NTPサービスへ接続しにくくなる可能性が ありますのでご了承ください。


以下の日程で、内部ネットワーク機器の更新を行うため、
一部接続に問題が生じることがありますのでご了承ください。
1.実施日 平成22年10月30日(土)
2.予定時間 9:00〜18:30

インターネットエクスチェンジポイントから日本標準時配信の開始 報道発表(2010/02/18)

2009/05/19
ntpd にバッファオーバーフローの脆弱性が発見されました。
詳細はこちら
なお、NICT公開NTPサービスで使用しているNTPサーバは、独自に開発した専用ハードウェアを使用しているため該当しません。

2009/01/27 JSONP形式時刻情報の利用方法を追加しました。


2008/12/02 JSONP形式での時刻配信を始めました。
https://ntp-a1.nict.go.jp/cgi-bin/jsont
http://ntp-a1.nict.go.jp/cgi-bin/jsont
http://ntp-b1.nict.go.jp/cgi-bin/jsont
をご利用ください。


概要


ユビキタス社会に向けて日本標準時を安定に供給するインターネット時刻配信システム

いたるところで ICT が使われるユビキタス社会が進展し、 あらゆる機器がインターネットにつながるようになってきています。
本サービスは、インターネットで最も広く使われているNTPに準拠しており、 インターネットを利用できるところであれば、 どなたでも手軽に日本標準時と直結した時刻サーバと時計合わせが可能となります。
また、NICT独自開発の高性能サーバ、冗長システム構成、 標準時計並みの運転環境により信頼性を高め、 日本標準時の安定供給に努めています。

                      ↑画像をクリックすると拡大します

NICT で開発した耐負荷・耐クラッキング・高精度・高信頼なハードウェア(FPGA)時刻同期サーバー(箱型)

本サービスでは、NICTで独自開発した インターネット用時刻同期サーバーを用いています。
時刻サーバはNICT内に設置され、 日本標準時に直結しています(stratum 1)。
その時刻精度は日本標準時と10ナノ秒以内、 処理能力は毎秒100万リクエスト以上の性能を有しています。
このサーバーは、FPGAにより全てハードウェア化されているため、 ワイヤレートでのリクエストでもサーバ精度は低下しません(注)。
しかも、単機能のハードウェアですので、クラッキング等によるシステムへの侵入も不可能です。

新たに開発した箱型サーバは、ホストPCが不要となり、また、 他の複数の時刻源のタイムラベルを参照することによる自動初期化および自己監視機能を有しており、 信頼性とメンテナンス性を高めています。




(注)クライアント精度は、途中のネットワークにおけるキューイング遅延や 往復経路の相違による遅延時間差の影響を受けます。



もっと詳しい情報は 関連文書( 公開文書 / 日本標準時 / ネットワーク時刻同期) や Q&A をご覧ください。
NICT公開NTPに関する、ご意見ご質問は
日本標準時プロジェクト( )までどうぞ。
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(独)情報通信研究機構 光・時空標準グループ






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