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浦安は埋立なので地盤が弱いか?心配か?

(1)浦安は埋立地だから地盤が心配か?

お客様によく聴かれます。「浦安は埋立地だあら地盤が弱いか?」と。

確かに、中町や新町は公有水面埋立法に従って、しゅんせつ船で東京湾の海底の泥水を汲み取って引き込み、海砂を徐々に沈殿させて埋め立てた物ですので、岩盤がしっかりした場所のようには強い地盤ではありません。

しかし、川の河口に自然にできるデルタ(三角州)よりかは、人間が意図的に造った物ですから、強いと思われます。
何故ならば、土の質が均質であり、最後の土盛りをして地盤を固めていますので、デルタよりは強いのです。

また、海砂ですので地震の時、地下水が砂と分離して水がわき出すという「液状化現象」は起きやすいのですが、震度6強の房総沖地震の時、泥水が庭にわき出したことがありましたが、建物が傾くほどに被害はありませんでした。
阪神大震災の時にも、埋立地のポートサイトに液状化現象が起きて、泥水が溢れましたが、建物の被害はありませんでしたし、被害が出たのはむしろ内陸部の傾斜地に多く出ました。

何故ならば、日本は平野が少なく、川の出口の三角州や野山を削って埋め立てた地域に家を建てることがほとんどです。
そこで、表面からは判りにくいのですが、地下水は地下の固い傾斜に沿って流れますので、地震や大雨によって、その上の地表の土はズルッとずれてしまうことが多く、被害はこんな土地に多く出るのが本当の現実なのです。

地層と地下水

また、埋立地では、地盤が弱いことが判っているので、地盤改良をしたり、マンションでは岩盤まで50m位の杭を打ち、途中の地盤もコンクリートミルクを流して杭の周りの地盤を固めますので、そう簡単には建物が倒壊しない建築方法になっているのです。

そこで、傾斜地やデルタ地帯のよう地表面からは判らない危険に備えない建物の方がむしろ被害が多いのが現実なのです。

浦安市は埋立地ですから、埋立地に合わせた工法で建てさえすれば、さほど心配することはない、というのが本当の現実です。
ご心配の場合は、「耐震診断」や「建物検査」をされたら安心です。

(2)浦安は埋立地なので、津波や高潮が危険か?

浦安は、50年ほど昔、キティー台風の高潮で大きな危害を受けましたので、その後5年を掛けて全地域を6mの護岸で囲む工事をしました。

また、埋め立ての時には道路の高さを、浦安駅前のやなぎ通りで海抜50cm、新浦安駅前のシンボルロードで海抜240cm、マリナイースト前のシンボルロードで海抜340cmの高さに埋め立てました。
この護岸と高さなら東京の下町一帯が全部水の下になっても、中町と新町は海の上にある状態です。
かなり安心して良い状態ではないでしょうか。

浦安市の地盤の高さ

投稿者:代表取締役会長 今泉浩一


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新浦安本店
お客様担当 今泉浩一
Tel 0120-380-791
mail info@meiwajisho.co.jp
HP http://www.meiwajisho.co.jp


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2009 年 3 月 12 日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:売買コラム 建築

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