東日本大地震における報道の在り方について、インターネット上では不快感や自制を求める声が寄せられている。
枝野幸男官房長官が2011年3月12日の午後6時ごろに行った記者会見。報道関係者に向けたお願いとして、枝野長官は「上空からの取材が主になるとは思いますが、ヘリが大変いろいろな妨げになるという声も届いている。ご配慮をお願い申し上げる」と説明した。
ヘリコプターが妨げになることについては、ヘリの音で救助隊の声が聞こえず救助が遅れることや、助けを呼ぶ声が聞こえにくくなることなどが指摘されている。ツイッターでは「阪神(大震災)のときの経験が生きていない」と嘆く人もいた。
また、ツイッター上では、「(報道は)必要なことだと思う。その被害状況を知って例えば募金活動が一層広がればいいと思うし」といった声がある一方で、「マスコミは、こうもひどい映像ばっか」という声も上がっている。
テレビ各社による被災者へのインタビューでは、被災した心境だけでなく、倒壊した家を見ての感想を尋ねることも少なくない。さらには、泣いている女の子にマイクを向けることもあり、こうした行為がいかがなものかというのだ。震災に対して、似たような報道番組ばかりが目立つことに対して、視聴者の我慢も限界に達しているわけだ。
ツイッターには、
「テレビマスコミは不安を煽りすぎだと思う」
「インタビューするより支援が必要なところを報道しろよ」
「避難場所や給水場所などの情報をまとめることこそマスコミの使命じゃないかな」
「それぞれ地域を分けて放送するなど、もっとマスコミ各社が協力してやるべき」
などの書き込みもある。
(続く)
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