「3月11日の巨大地震を予知した人物」:予知できたわけとは?

明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。
−−マハトマ・ガンジー


みなさん、こんにちは。

植物という種は、言葉も話さないし、目もあるわけでもない。しかし、太陽が昇れば植物全体が一斉にそれを感知し、光合成を行って成長する。春に芽を出せば、夏に花を咲かせ、秋には種を作る。その季節で得られた情報は子孫であるすべての種に刻まれ、次に備える。まあ、おおよそこんな一生を終える。

ところが、我々人間という種は、言葉も話すし、目も見える。どこにでも自由に歩むことも出来る。それを司るすばらしい心もある。しかし、太陽が昇ってもそれを特に感知するわけでも感謝するわけでもない。だれかがすばらしいことを見つけ、学んだとしても、それが人間という種全体に伝わることはない。自分が何もしなくても脳みそが勝手に学んでくれるというわけでもない。それなりに苦労して時間をかけて学ばない限り学べないという動物なのである。

だから個々人がいつも時代を超え世代を超えて、先代の知恵や知識や経験が次世代に自動的に伝達されるということにはならない。ある場所である人が学んだ知識が、その時同時に他の地域の他の人に伝えられるわけではない。実に不便な生き物である。

この意味では、植物と人間を比較した時、どっちが本当に賢いと言えるか分からないように見える。世代全体を通じて学び、世代全体でその経験を次世代に残す種と、世代全体が分裂し、いつも個々人の経験で終わり、次世代でまた同じことを繰り返し、永遠に学習することのない人間種。そういう感じに見える。

とまあ、私はいつもそんなことを感じるのである。

話はちょっと逸れたところから始まったが、今回の地震予知で、若干このサイトを訪れる人が増えたようなので、ちょっと皮肉から始めたというわけである。

人というものは、いつも自分が一番、自分が一番最初だ、自分が一番知っている、というように思いたいという習性を持っている。また、それが良いことだと教育されている。だから、実は自分が気づく時期がどんなに遅かったとしても、本人にとってそれが世界最初なのである。そのため、新参者がまるで古参者のように事後逆転して認識してしまうということになる。

今回、インターネット上では、私が「3月11日の巨大地震を予知した人物」という、非常にすばらしい称号を得ることになったようだが、これについてちょっとメモしておこう。それは何故だったか?と。

それは、今回の地震の場合、アラスカ大学のHAARPモニターの波形が、たまたま3カ所の観測所で非常に大きな強度でほとんど同じ振幅の波形が出ているケースだったから、私のHAARPモニター予想が当たったのである。それ以外のケースでは無理であった。

というのも、我々一般人が見ることの出来るHAARPモニターは、アラスカのものしかなく、その3カ所は直線上に並んでいて、

いわゆる「三角測量」のようなことができない。直線方向と垂直方向の2方向の地震には正確な情報が得られるが、それ以外の方向は不可能だからである。ましてや、この方向のどこに地震が来るかまでは全く知ることが出来ないのである。今回の巨大地震による信号は、HAARPの配列方向に垂直の方向を示し、たまたまその直線上の配列に垂直方向の大円の通る位置に日本列島が存在するからである。

ところが、今こういうこと、つまり「HAARP」や「HAARPモニター」の話をすると、先ほど書いたように、自分でよく調べて学んでから話せばいいものを、そうするのではなく、いきなり自分の努力を惜しんで「HAARPって何?」とか「HAARPなんてオカルトだ」とか、言い出すというわけである。そうやっていつも新参者はまた話を振り出しに戻す。もう20年も前に現れた状況が蒸し返されるのである。ここが植物とは違うというところである。

まあ、人間とはそんな生物種だからどうしようもないのだが、今回は非常に良い機会でもあるから、一応、めんどうだが、新参者のために、ちょっと HAARPに関してメモしておこう。

まず、 HAARPについて、これは、正確には、H. A. A. R. P.と書く。High Frequency Active Auroral Research Program(高周波活性オーロラ調査プログラム)の略である。これは、1970年代に米海軍の極秘プロジェクトとして研究開発されたものである。それが、基本特許を米軍が取得した後、1980年代から、ロナルド・レーガン政権時代のSDI計画の一貫の大学の研究プロジェクトとして(この大義名分が、オーロラ研究、電離層研究というもの)出発したものであると言われている。
電離層研究:HAARP、MIMICで恐がる前に

これが1990年代に実際に有効であること、有望であることが分かり、今度は米軍のブラックプロジェクト(極秘計画)として本格的な兵器への転用研究が行われ、大学や一般の物理科学研究所以外に、軍事研究として作られるようになったものである。だから、それ以後、普通の科学者は排除されて、実際の状況を知ることが難しくなったようである。これが軍事兵器、地震誘発兵器、気象操作兵器などとしてのHAARPのことである。このブログやこの種のカテゴリーで話をしているものは、一番最後の意味である。最初からオーロラ研究のことなど念頭にないのである。それは自明だからである。
HAARPこの恐ろしきものからいかに身を守るべきか?:フラー建築のすすめ

さて、1つの物理装置として、機械としてのHAARPというものは、「巨大なアンテナの群れ」

のことである。これは「発信器の群れ」である。これから強力なパワーの電磁波を電離層に向けて放出する。そのパワーは、メガワットからギガワット、さらにはテラワットとか言われる。そういう装置である。ところが、衛星から地下資源を探索する場合の小型HAARPの場合は、30ワットというような微弱なパワーであるという。

では、なぜ群れなのか?

というと、それは、そうすると、現在では「位相配列方式(フェーズドアレイ方式)」という方法で、個々のそれぞれのアンテナの放出する電磁波の位相や強度のずれをコンピュータ制御して、電磁波をいっせいに放出すると、ホイヘンスの原理という波の重ねあわせの原理から、ある特定の方向にだけ電磁波を放出することができるからである。
HAARPモニター群から地震電磁波の方角を読み取る方法?:ホイヘンスの原理

水溜まりに上から水滴1つを落とすと、円形に波が広がるが、一直線に並ぶように同時に数滴落とせば、それに平行な波面がそれに垂直に進む。これと同じ原理である。それゆえ、群れが大きくなればなるほど、精度が増すのである。よりピンポイントに方向を制御できるようになる。


一方の、私がいつもこのブログでメモしている「HAARPモニター」というものは、単なる小さなコイルの装置である。
HAARPの磁力計と地震予知学:インダクション磁力計とフラックスゲート磁力計

これは、地磁気を計るための受信装置である。値段もそれほど高額ではなく、日本国内でも1万円程度のものである。この小さなコイルで上空の地磁気の変化を計る。それを時々刻々何分かごとに記録しているのが、このブログで言っている「HAARPモニター観察」である。このブログで「HAARPに地震波か?」と書く時の HAARPの意味は、この意味である。この装置を持つ観測所がアラスカの大学の研究所内に何カ所かあり、今現在見ることが出来るものがたったの3カ所なのである。これが直線上に並んでいるというわけである。


さて、ではHAARPモニターで地震をどうやって知ることが出来るのか?

これは、詳細に関しては、以下のものを読んでもらうとして、
「地震予知はできる!特に短期予知なら」:上田誠也博士の講演より
地震雲の科学:地震雲監視ネットワーク、「グーグル地震雲」の勧め
簡単に言うと、日本の地震学者(つまり、地震(=地殻震動)だけを研究する地球物理学者)のいう、「地殻の歪み」が生じると、これは時々刻々と動く、運動するため、言い換えれば、動的現象のため、岩盤が圧縮や引っぱりで割れる時にピエゾ効果により電磁気現象が生じるのである。これは岩石内部のイオンが飛び出し、プラズマが発生するのである。電荷粒子(電子やイオン)が運動する時には、かならず電磁波が放出される。この電磁波が空中の電離層に当たると反射されて、アラスカにも到達する。その時、アラスカ上空の電離層が振動する。これが、アラスカのHAARPモニターに波形として現れるのである。

この種の方法の最大の特徴は、元来電磁波というものは弱いもので、なかなか検出は難しいものなのだが、巨大地震に限り強烈な地震電磁波が出てくるため、地震が巨大なものほどより正確になるということなのである。微弱な地震ほど検出が難しいというわけである。

この意味で、電磁波による地震の発見は、地殻震動による地震の発見と裏腹の関係にあるのである。言い換えれば、磁力計による地震予知は、地震計による地震予知と裏腹の関係になっていて、けっして互いを排除しあうものではないのである。私が実に気に入っているのは、この関係である。

視覚でものを見つけようとするのと、触覚でものを見つけようとするとき、目をつむって手探りする場合はローカルなものや小さなものに適している。それに対して、目で見て見つける場合は、結構遠くから発見することができるが、あまり小さいものは見つけにくい。これと同じことである。

地震を電磁波で発見予知するのは、目で見つけることに相当し、地震を地震計で見つけることは、手探りで見つけることに相当しているというわけですナ。

だから、私のように、何ら大掛かりな装置も持たない、ごく一般人であったとしても、HAARPの磁力モニターをよく観察していると、大きな地震ほどより正確に予知できるということである。もちろん、日本の地震学者はそんなことは信じないし、信じようともしないだろう。が、このことは別に私が発見したことでもなく、「電波学者」という電子工学の博士の世界ではかなり常識なのである。日本にもすぐれた専門家たちがいるが、彼らは地震学者から迫害や妨害を受けて、なかなか地震を研究させてもらえないというのが、この国の状況なのである。

日本には、上田誠也博士や早川正士博士がいる。
地球環境とノイズの意外な関係 ~地震、大気、宇宙の声をきく~



さて、では、だれが兵器としてのHAARPを稼働させているのか? 

結論から言うと、これについては、米軍組織の外部(アウトサイダー)である我々には分からない。可能性としては、米軍、イルミナティー、NWO、ネオコンブッシュ一派、宇宙人のグレイエイリアンなどなど、怪しすぎる情報がある。これが、俗にいう「地震兵器、気象兵器」などと言う時の「HAARP」の意味である。だから、だれが何の目的でHAARPを稼働して地震を引き起こそうとしているのか、というのは、今の時点では正確なことは言うことが出来ない。あくまで、内部関係者のリーク情報や内部事情に詳しい人物の証言などを集める他ない。そこで、私はこの点については、世界中の怪しい情報を集めては分析しているというわけである。まあ、おおよそはその理由を理解しているが。

最初に書いたように、無知で、勉強嫌いの人は、「HAARP」という言葉の定義にも3種類あることが分からず、曖昧になるために、オカルトも科学もSFも味噌糞になってしまうのである。まあ、今回これをメモし直したので、明確になっただろうヨ。


最後に、今回オバマ大統領は、地震災害救助のために原子力空母「ロナルド・レーガン

送ったという。このロナルド・レーガン大統領時代の副大統領が、元CIA長官であった、ジョージ・パパ・ブッシュである。この人が、SDIでHAARP計画を推進したと言われているんですナア。オーマイガッド。

ついでに付け加えておくと、せっかく救助に来てくれるのはありがたいのだが、そうは問屋が卸さないという、ありがたくない面もあるという話がある。

実は、海外救助という名の下に「略奪・強盗・レイプが多発した」という話もあるようである。要注意である。外人さんは、落ちているものは、平気で自分のポケットに入れて持って帰るものも多い。かつて硫黄島では、日本兵の死体や残骸から頭がい骨や日本刀などを持ち去ったという話が残っている。イラク戦争の時には、イラクの宝物がほとんど米兵によって持ち去られたという話である。少女を強姦したり、火事場泥棒のようなものも阪神淡路の時には頻発したという。また、ハイチ地震の時には、東南アジア方面のものからコレラが持ち込まれたという。したがって、口蹄疫が沈下していない韓国人からこれが伝搬するということもあり得る。せっかく救援に来てくれた人々を悪く言うつもりはないのだが、日本人とは違う感覚や感性で生きているということも事実である。

そんなわけで、救助は救助。犯罪は犯罪。被災者の方々は自己防衛、集団防衛をしてそれなりに身や財産を守って欲しいと思う。




by Kikidoblog | 2011-03-13 14:04 | HAARPモニター観察

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