東京電力「輪番停電」判断へ
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東京電力「輪番停電」判断へ

3月13日 11時59分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力は、13日は電力の供給に影響はないものの、14日以降は電力が不足する可能性もあるとして、地域を区切ったうえで順番に一定時間、電気の供給を止めるいわゆる「輪番停電」の実施に踏み切るかどうかを13日午後にも判断したいとしています。

東京電力によりますと、今回の東北関東大震災で13日午前8時現在、地震や津波の影響で東北地方や関東地方にある2か所の原子力発電所と5か所の火力発電所の運転が停止しています。東京電力によりますと、13日は、休日で工場の操業を行っていない企業が多いことなどから電力の供給に影響はないとしています。しかし、14日の月曜日からは企業の活動などもはじまるため、東京電力によりますと、電力需要のピークが見込まれる午後6時から7時にかけて必要とみられる4100万キロワットのうち確保できるのは3100万キロワットにとどまる見通しです。このため東京電力は、東京などを含めた首都圏でも停電が起きるおそれもあるとして、工場など大口の利用者に対して電気の使用を抑えるよう求めるとともに、家庭でもできるだけ電気の使用を控えるよう節電を呼びかけています。そのうえで東京電力は、14日以降は電力が不足する可能性もあるとして、地域を区切ったうえで順番に3時間程度ずつ電気の供給を止めるいわゆる「輪番停電」の実施に踏み切るかどうかを13日午後にも判断したいとしています。