雁屋哲の美味しんぼ日記


どうして、日本人は本当のことを知ることが出来ないの

2011年3月12日(土)@ 21:39 | 雁屋哲の美味しんぼ日記

 驚くべき事だ。
 オーストラリアのニュース番組では、福島第一原発が爆発するところの映像を放送している。
 凄まじい物で、私が一番恐れていた、炉心溶融による、原子炉格納容器の破裂だが、それがこんなにすぐに進むとは思わなかった。

 真っ白な煙が立ち上がり、その後に、今回の一号炉が吹き飛ぶところが子細に撮されている。
 しかし、この映像をNHKでは見られないのだ。
 今見る事が出来るのは、かつて一号炉があったところに、骨組みだけがある、ところだけで、NHKの解説者や、一緒にいる学者などは、「午後四時頃に、爆発音を聞き、白い煙を見たという、工事関係者の話を聞いた」と言うだけである。

 NHKは真実を日本の国民に報道しないのか。
 真実を知りたいと思ったら、オーストラリアのテレビ局に頼らなければならないのか。
 この福島第一原発が爆発したと言うことは、日本だけの問題ではない。この、激しい放射能をまき散らすことで、世界中に飛んでもない悪影響を及ぼす。
 チェルノブィリどころではない、大問題だ。
 これは、天災だ。
 学者の責任ではない。
 しかし、学者が、もっと早くに危険を報知してくれていればと思う。
 自分自身の地位と面目を保つために、吐き続けた、愚かな言論は、その学者にとって命取りだろう。
 だれも、貴方の学説を信じるも者はいないと言うことだ。

 本当に悲しい。このように日本人全体が窮地に追いやられた時にこそ、学者は、とくに、東京大学などという日本人の税金で生きて来た人間は、本当に日本人の役に立つことを言うべきだ。
 権力と、ゼネコン、と結びついた人間には無理なことかも知れないが。それにしても、NHKは何なんだ。
 オーストラリアのテレビで報道することの出来るニュースを日本人に隠すのか。
 ええい、どうして、どうして、本当のことを隠すのか。
 NHKは絶対信用できないぞ。


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