国際【東日本大震災】原発爆発 米中露にも衝撃+(1/2ページ)(2011.3.12 23:12

  • [PR]

[国際]ニュース トピック:ロシア

  • メッセ
  • 印刷

【東日本大震災】
原発爆発 米中露にも衝撃

2011.3.12 23:12 (1/2ページ)
約12キロ離れた上空から撮影した福島県の東京電力福島第1原発1号機(奥左端)=12日午前9時35分、共同通信社ヘリから

クリックして拡大する

約12キロ離れた上空から撮影した福島県の東京電力福島第1原発1号機(奥左端)=12日午前9時35分、共同通信社ヘリから

 放射性物質の漏れが起きた福島第1原発の被害の行方を、中国、ロシアの原発推進国と原発新設を再開する米国の3大国は最大限の関心を持って注視している。安全対策に教訓を得ようとする一方で、各国に推進の立場を変更する考えはうかがえない。事態の悪化が政策の見直し論議につながることには警戒感を隠せずにいる。(北京 川越一、モスクワ 遠藤良介、ワシントン 柿内公輔)

 「世界の原子力産業が、この機に日本の経験から学ぼうとするだろう」-。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、こんな専門家の見方とともに、日本の原発被害に寄せる世界の関心の高さを伝えている。

 中国環境保護省の張力軍次官は12日の記者会見で「原発発展計画を変更することはない」と宣言した。

 経済急発展に伴い、電力需要が拡大する中国は、環境汚染の元凶である石炭を使った火力発電から原発への移行を着々と進め、稼働中の原発は13基。建設中の原発は20基を超える。

 中国では地震が多発し、昨年5月には、広東省深センの大亜湾原発で燃料棒にひびが入る事故も起きたが、張次官は「日本の放射物質漏れは影響を及ぼさない」と意に介さない。

このニュースの写真

約12キロ離れた上空から撮影した福島県の東京電力福島第1原発1号機(奥左端)=12日午前9時35分、共同通信社ヘリから

関連トピックス

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital