サラリーマン白書

Amazon.co.jpの商品画像カスタマイズについては下記のサイトを参考ください。

• Amazonの画像生成ルール : ええもん屋 ラボ
• Abusing Amazon images（英語）

まず最初に、以前の商品画像に使われていたアドレスは、

http://images-jp.amazon.com/images/P/[ASINコード].[国コード].[画像の種類].jpg

という形式で現在でも利用可能です。新しい形式は、

http://[コード].images-amazon.com/images/I/[謎のコード].[画像の種類].jpg

このように変更されたもので、「ASINコード」や「国コード」が無いタイプのアドレスに対しての画像カスタマイズです。ちなみにアドレスの先頭にある「コード」には"ec1"、"ec2"、"g-ec2"などがあり、どれでも同じ画像が表示されるようです。

商品画像アドレス（URL）の取得

それでは実際に商品画像のアドレス（URL）を取得してみましょう。まずAmazon.co.jpでお好みの個別商品ページへ移動し、商品画像の上で右クリック→プロパティとしてアドレス（赤枠部分）を取得します。

それをそのままブラウザのアドレスバーへコピー＆ペーストして、下記のようにアドレスの赤字部分を削除すると何も加工されていない元の大きな画像になります。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._AA240_.jpg

今回はこのアドレスをベースとします。

パラメーターの基本事項

これから紹介する各パラメーターの書式は下記赤字部分のように、

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._[パラメーター1]_[パラメーター2]_[パラメーター3]_.jpg

最初にピリオド"."を入れ、各パラメーターをアンダーバー"_"で1つ1つ囲います。また、各パラメーターには複合して利用できるものもあり、このように並べることで効果を複合させることができます。ただし複合させる際に、並べたパラメーターは左から順に処理されるという点にご注意ください。

商品画像のサイズを変更する

最初に取得したアドレスのままでは画像が大き過ぎると思うので、まず最初に画像のサイズを変更するパラメーターを試してみましょう。

自動リサイズ - SL[サイズ（ピクセル）]

このパラメーターを追加すると、画像の幅か高さを指定した値（ピクセル）にして比率を保持したままリサイズしてくれます。画像によって変わるようで、主に横長のものであれば幅を、縦長のものであれば高さを変更するようです。

パラメーターの書式は"SL[サイズ（ピクセル）]"で、[サイズ]に変更したい数値を設定します。例では100ピクセルを指定しており、高さを基準としてリサイズされました。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_.jpg

幅指定リサイズ - SX[幅サイズ（ピクセル）]

このパラメーターを追加すると、画像の幅を指定した値（ピクセル）にして比率を保持したままリサイズしてくれます。

パラメーターの書式は"SX[幅サイズ（ピクセル）]"で、[幅サイズ]に変更したい数値を設定します。例では100ピクセルを指定。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SX100_.jpg

高さ指定リサイズ - SY[高さサイズ（ピクセル）]

このパラメーターを追加すると、画像の高さを指定した値（ピクセル）にして比率を保持したままリサイズしてくれます。

パラメーターの書式は"SY[高さサイズ（ピクセル）]"で、[高さサイズ]に変更したい数値を設定します。例では80ピクセルを指定。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SY80_.jpg

正方形リサイズ - AA[サイズ（ピクセル）] or SS[サイズ（ピクセル）]

このパラメーターを追加すると、画像を指定した値（ピクセル）にして正方形へとリサイズしてくれます（商品以外の箇所は余白として表示）。

パラメーターの書式は"AA[サイズ（ピクセル）]"もしくは"SS[サイズ（ピクセル）]"で、[サイズ]に変更したい数値を設定します。例では100ピクセルを指定。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._AA100_.jpg

リサイズに関する補足事項

上記のパラメーターにより画像を大きくしたり小さくすることが可能ですが、画像の最大サイズは最初に取得したベース画像（幅か高さが500ピクセル）となります。それ以上の大きさを指定しても余白部分が増えるだけで、商品自体は大きくなりません。

商品画像を回転させる

ここでは画像を傾けたり回転させたりするパラメーターを試してみましょう（スペースの関係上リサイズと併用して画像を表示しています）。

反時計回りに回転 - PU[角度]

このパラメーターを追加すると、反時計回りに画像を回転してくれます。

パラメーターの書式は"PU[角度]"で、[角度]に変更したい数値（0～360の角度）を設定します。例では30度を指定。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_PU30_.jpg

時計回りに回転 - PV[角度] or PT[角度]

このパラメーターを追加すると、時計回りに画像を回転してくれます。

パラメーターの書式は"PV[角度]"もしくは"PT[角度]"で、[角度]に変更したい数値（0～360の角度）を設定します。例では30度を指定。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_PU30_.jpg

回転に関する補足事項

リサイズと複合する場合の注意点として「パラメーターの基本事項」でも書いたとおり、パラメーターは左から順番に処理されていきます。上記2つの例に関しては、「リサイズ」→「回転」という順序で並べておりますが、これを「回転」→「リサイズ」に並べ替えると、結果は左画像のようになります。
この時の処理を説明すると、まず画像を反時計回りに30度傾けた後、その画像を100ピクセルに自動リサイズしていて、上記2例との違いが分かるかと思います。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._PU30_SL100_.jpg

商品画像に影をつける

ここでは画像に影をつけるパラメーターを試してみましょう（スペースの関係上リサイズと併用して画像を表示しています）。

右下に影をつける - PC

このパラメーターを追加すると、画像の右下方向に影をつけることができます。

パラメーターの書式は"PC"となります。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_PC_.jpg

左下に影をつける - PB

このパラメーターを追加すると、画像の左下方向に影をつけることができます。

パラメーターの書式は"PB"となります。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_PB_.jpg

自由に影をつける - PA[余白],[左右位置],[上下位置],[ぼかし具合]

このパラメーターを追加すると、画像に対して自由に影をつけることができます。

パラメーターの書式は"PA[余白],[左右位置],[上下位置],[ぼかし具合]"で、それぞれの数値を設定します。[左右位置]と[上下位置]にはマイナスの値も設定可能で、そうした場合それぞれ逆方向に影がつくことになります。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_PA5,20,20,10_.jpg

影に関する補足事項

画像に影をつける場合も複合させる場合には注意が必要です。

リサイズと複合させる場合には、先にリサイズを指定しておかないと、左画像のように影のつき方が小さくなってしまいますので注意してください。

小さくリサイズするほど影が小さく見えてしまいますので、上記例のようにリサイズした後に影を指定するようにしましょう。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._PC_SL100_.jpg

また、回転と複合させる場合は先に影を指定しておかないと、画像（左）のように枠に影が付いてしまいます。これはこれでアリかもしれませんが、画像（右）のように商品自体に影をつけたい場合は注意しておきましょう。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_PC_PU45_.jpg

商品画像にボーダーをつける

ここでは画像にボーダーをつけるパラメーターを試してみましょう（スペースの関係上リサイズと併用して画像を表示しています）。

ボーダーをつける - BO[ボーダーの太さ（ピクセル）],[R],[G],[B]

このパラメーターを追加すると、画像に対して自由にボーダーをつけることができます。

パラメーターの書式は"BO[ボーダーの太さ（ピクセル）],[R],[G],[B]"で、それぞれの数値を設定します。[R][G][B]にはそれぞれ0～255の値をボーダーの色として指定。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_BO5,100,150,200_.jpg

ボーダーに関する補足事項

画像にボーダーをつける場合も複合させる場合には注意が必要です。

影と同様にリサイズと複合させる場合には、先にリサイズを指定しておかないと、左画像のようにボーダーのつき方が小さくなってしまいますので注意してください。

小さくリサイズするほどボーダーが細く見えてしまいますので、上記例のようにリサイズした後にボーダーを指定するようにしましょう。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._BO5,100,150,200_SL100_.jpg

回転と複合させる場合も同様に先にボーダーを指定しておかないと、画像（左）のように枠にボーダーが付いてしまいます。もちろんこれもアリなんですが、画像（右）のように商品自体にボーダーをつけたい場合は注意しておきましょう。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_BO5,100,150,200_PU45_.jpg

影と複合させたり更に回転＋影の場合も同様に順序によって効果がかなり変化する場合がありますので、各自で色々と試してみると面白いかもしれません。

ちなみに画像（左）は影を先に、画像（右）は影を後に設定しています。

http://ec1.images-amazon.com/images/I/61KTXNTCM8L._SL100_BO5,100,150,200_PC_.jpg

今回ご紹介したパラメーター以外にもまだ細かいものが色々とあるんですが、長くなりすぎますので次回に検証したいと思います。