事件【東日本大震災】政府、後手の対応 首相視察が混乱拡大との見方も+(2/2ページ)(2011.3.12 23:21

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【東日本大震災】
政府、後手の対応 首相視察が混乱拡大との見方も

2011.3.12 23:21 (2/2ページ)
政府の緊急災害対策本部に臨んだ菅直人首相(中央)ら閣僚=12日午後9時34分 首相官邸(撮影・栗橋隆悦)

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政府の緊急災害対策本部に臨んだ菅直人首相(中央)ら閣僚=12日午後9時34分 首相官邸(撮影・栗橋隆悦)

 12日朝、首相は原発視察に先立ち、記者団に「現地で責任者ときっちりと話をして、状況を把握したい。必要な判断は場合によっては現地で行うかもしれない」と意気込みを語った。

 政府関係者によると視察は首相が突然言いだした。枝野氏も12日未明の会見で「陣頭指揮を執らねばならないという強い思いが首相にあった」と説明した。

 しかし、現場はすでに放射性物質の一部放出をしなければならない事態に陥っていた。そこに首相がヘリコプターから降り立ったため、現場担当者も首相の対応に追われた。

 退避指示も当初「風向きなどを考えて」として3キロから始まり10キロ、20キロと範囲を広げた。枝野氏は「専門家が詳細な分析をしているので、周辺住民は落ち着いて対応してほしい」と言いながら、退避指示の拡大などのメディアへの情報提供が遅いことには「間違いのない情報を伝えないといけないから」と強弁した。

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政府の緊急災害対策本部に臨んだ菅直人首相(中央)ら閣僚=12日午後9時34分 首相官邸(撮影・栗橋隆悦)
福島第1原発1号機の爆発について説明する枝野官房長官=12日午後8時43分 首相官邸(栗橋隆悦撮影)

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