「国の安全指針は10キロ」 京都府 原発、20キロ避難指示に驚き
東京電力福島第1原発の事故で半径20キロ以内の避難指示が出たことに原発事故時の対応を定めた指針を用意する京都府は12日、「指針が想定するのは10キロ以内。国はそれを超えれば安全だと言ってきた」と驚きを持って受け止めた。
府の指針は原子力安全・保安院の指針に基づき、2006年10月に策定。放射能漏れの恐れがある場合は3キロ、放射能が漏れた場合は10キロの範囲で避難指示を出すとしている。関西電力高浜原発(福井県)から10キロ以内には舞鶴市東部と綾部市北東部で計約1万人が居住している。
しかし、今回の事故では避難指示の範囲が20キロに拡大された。府危機管理・防災課は「範囲を拡大したことで今後の行政の対応に影響が出るのではないか」としている。
【 2011年03月12日 23時01分 】
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