ウソを言うな
M8.8の超巨大地震対応で2回目の党首会談。昨日は名古屋市議選の遊説中に地震発生し、急遽遊説を中止し上京するも間に合わず。
私から言ったのは、「福島原発がメルトダウンを起こしてないか」という問題。菅総理も枝野官房長官も「いや、そういうレベルには達していない」と、原子力保安院の説明を繰り返すだけだった。
午後3時40分、突如総理にメモが入った。オレンジ色のメモ帳だった。中味は見えなかったが、何か重要な情報らしい。総理と官房長官の間に置かれた。
4時、党首会談終了。みんなの党地震対策本部に戻ってブリーフしていたら、日テレが1号原発が爆発した映像。NHKはドンガラになっている1号機を映していた。爆発は3時30分。ということは、あのオレンジメモは爆発メモだったのか。
メモが入っても野党党首には教えない。私は最後に申し上げた。「ウソをつくのが一番よくない」。枝野さんも私の目を見ながら、うなずいていた。ところが、その後の会見は要領を得ない。役人から言わされていることを繰り返すのみ。
みんなの党参院公認候補だった菅本かずまさは福島原発のある双葉町に生まれ育った。原子力保安院に勤める親族から「早く逃げろ」と言われたそうだ。津波から命からがら逃げおおせたと思ったのもつかの間、今度は放射能。
私は菅本に言った。「危機は未来永劫続くものではない。必ず、終わりが来る。希望をすてるな」