資料 屋内退避および避難等に関する指標
万一原子力施設からの放射性物質または放射線の異常な放出が発生した場合には、周辺住民の方々の被ばく低減のため防護措置を緊急に講じる必要があります。その目安として、外部被ばく10〜50mSv(内部被ばく100〜500mSv)の予測線量で屋内退避、外部被ばく50mSv以上(内部被ばく500mSv)の予測線量で避難などを行うこととしています。
注)
- 予測線量は、災害対策本部等において算定し、これに基づく周辺住民等の防護対策措置についての指示が行われる。
- 予測線量は、放射性物質または放射線の放出期間中、屋外に居続け、何らの措置も講じなければ受けると予測される線量である。
- 外部被ばくによる実効線量、放射性ヨウ素による甲状腺の等価線量、ウランによる骨表面または肺の等価線量、プルトニウムによる骨表面または肺の等価当量が同一レベルにないときは、これらのうち何れか高いレベルに応じた防護対策をとるものとする。
出典:原子力安全委員会「原子力施設等の防災対策について」(2001.6)