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2011年3月

2011年3月12日 (土)

引き続き地震頻発(柏崎市避難所開設)
柏崎市災害対策本部設置

 2時過ぎ、福島第一原子力発電所に、原子炉への注水機能を確保するための電源車が到着し、余震や津波を警戒しつつ、ケーブルのつなぎ込み作業をしているとの報道があった。
 同時に1号機の格納容器内の圧力(設計値400kPaのところ600kPa)が上昇しており、大気放出が検討されているという。フィルターがあるうえ、環境・人体にも影響を与えるような放射線量ではないものの、マスコミ報道によっては誤解を生む可能性もある。

 3時、何が起こっても良いように、作業服を着たまま事務所のソファーで仮眠。

 4時、激しい揺れで目を覚まし、各情報を確認すると長野県栄村で震度6強、十日町市、津南町でも震度6弱とのことで、柏崎も震度5弱であった。柏崎刈羽原子力発電所はビクともせずに通常運転。
 けたたましい携帯電話へのエリアメール緊急地震速報も驚くが、中越沖地震での被災から土台を直していない我が家の激しい揺れにも驚く。経済的な問題で、いまだ土台を修理していないことから、2階の揺れは半端ではない。

 近所のおばあちゃんにも声かけをしたのち、何かあった場合のことを考え、一応、ご飯を多めに炊く。

 4時30分過ぎの原子力安全・保安院の発表によれば、福島第一原子力発電所1号機の格納容器内圧力が、さらに上昇し、設計値400kPaのところ800kPaになっているという。原子炉水位は低いものの安定。注水機能の回復と圧抜きのタイミングが難しいところであろう。二名の運転員の所在が確認できていないという情報も気になる。

 5時過ぎ、一通りの確認を終えたのち、市役所に移動したところ、既に柏崎市災害対策本部を設置され、第一回災害対策本部会議を開催したとのことであった。


                  平成23年3月12日
議員各位                柏崎市長  

柏崎市災害対策本部の設置について

 3月12日午前3時59分頃発生した長野県北部を震源とする地震について、柏崎市の午前6時現在の状況をお知らせします。

           記

 柏崎市では午前4時45分に災害対策本部を設置しました。

1 震度
  柏崎市4  高柳町5弱  西山町4

2 原子力発電所の状況
  原子力発電所は、1,5,6,7号機が安全に運転しています。

3 被害の状況
  高柳町石黒地区が断水しています。ガス水道局で給水に向けて対応しています。

4 避難所の開設
  高柳小学校、中川コミセン、別俣コミセン、南鯖石小学校、野田小学校、門出小学校の6箇所で開設。

5 けが人等の状況
  駅前のホテルで避難する際、75歳男性が転倒しましたが、軽傷。

6 その他
  明るくなりしだい、施設被害のパトロールに出動予定。


 また議会としての対応は、昨日、議長にも申し入れたように、以下の通りとなった。


                    平成23年3月12日
議 員 各 位     柏崎市議会議長 斎木 裕司

   東北地方太平洋沖地震への対応について

 昨日の地震はM8.8という我が国観測史上最大の地震となり、東北地方から関東方面と、広い地域で大きな被害が発生しているものと想定されています。被害に遭われた方々に心からお見舞を申し上げ、御冥福をお祈りいたします。
 柏崎市としては、昨日からの地震への対応、きょう未明の地震を受け、議員の皆様にお知らせのとおり、災害対策本部を設置して情報収集などに努めておりますが、私、議長としても、昨日から庁議メンバー会議やきょうの災害対策本部会議に議会を代表、オブザーバーとして出席し、対処しています。
 今後、議会としての対応について、皆様方と協議を行う必要があると考えておりますが、議員各位の御理解と御協力をいただきますよう、お願い申し上げます。


 今回の東北地方太平洋沖地震に対し、自衛隊は陸海空それぞれから合計約8000人が、派遣もしくは派遣準備にあたっているそうである。
 しかし、今後の地震の広がりによっては、地元の部隊を他地域に派遣するか否かかの難しい判断が必要となってくる。

 6時から電話やメールが相次ぐ。原子力発電に関する問い合わせが多く、福島第一原子力発電所のサイト正門で放射線量が8倍になった危険だ、とのマスコミ報道が原因。実際の数値は、

*5時20分
MP6(正門付近)
0.07μSV/h→0.59μSV/h(4:00→4:30)
MP8(正門付近)
0.07μSV/h→0.38μSV/h(4:00→4:35)

というレベルで、一般公衆の年間線量限度は1mSvであり、約70日ほどこのままで、やっと到達するようなペースである。
 そうこうしているうちに福島第二原子力発電所の1、2、4号機の圧力抑制室内(サプレッションプール)の温度が100度を超え、原子炉の圧力抑制機能喪失したため、5時22 分、原子力災害対策特別措置法(第15条第1項)の特定事象が発生したとの報道があった。
 福島県の全原子力発電所の冷温停止まで気が抜けないが、同時にこれだけの電源が喪失していることから、史上最大の電力需給逼迫となり、電力網崩壊も懸念される。


                 平成23年3月12日

議員各位          柏崎市災害対策本部
             本部長(市長)会 田  洋

   地震情報 (3月12日午前10時現在)

 地震の被害状況等についてお知らせします。

              記

1 石黒地区の断水の状況
  高柳町石黒地区が断水しています。ガス水道局で給水に向けて対応しています。

2 避難所の開設
  避難者はなく、午前6時に全て閉鎖しました。

3 けが人等の状況
  駅前のホテルで避難する際、75歳男性が転倒したほか、豊町で73歳の女性が転倒。いずれも、軽傷。

4 施設被害の状況
  公共施設の大きな被害は発生していません。

5 12日の施設の休館について
  12日、地震の影響による施設の安全確認及び利用者の安全確保のため、市の体育施設、ソフィアセンター(図書館)、市民プラザ、喬柏園は臨時休館とします。ただし、ソフィアセンター(図書館)の証明書発行業務は通常どおり行います。

◇ 本件についてのお問い合わせ先
  市民生活部 防災・原子力課 
  電話:0257-21-2316 FAX:0257-21-5980


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2011年3月11日 (金)

【国内最大震度】東北地方太平洋沖地震
柏崎市も早急に支援体制を!

 酔っていてもできる資料整理やpdf化を行い、3時に就寝する。

 7時、起床。大粒納豆、たらこ、もやし炒め、カニかまでご飯2杯の朝食をとる。

 午前中は市内まわり。あまりの寒さにペースダウンしてしまう。

Nec_0004 12時過ぎ、「ラーメンガキ大将柏崎店」(電話:0257-32-3355)に行き、「極上・黒味噌ラーメン 630円」に「ライス(小) 150円」で昼食をとる。
 おろしニンニクがのっており、午後からも人様に会うのでどうしようかと思ったが、思い切って混ぜ込んでスープをすする。熱いスープで体が温まる。

 14時過ぎから市内をまわっていたところ、気持ち悪くなるような揺れを感じたので、テレビなどで確認すると地震であった。
 宮城県沖が震源でマグニチュード8.4、国内最大の地震である。

 揺れが長く続いているので、とにかく知っている独り暮らしのお年寄りの家をまわる。
 防災無線での一斉放送も入り、発表された柏崎市の状況は以下の通り。


                       平成23年3月11日

柏崎市議会議員 各位           柏崎市長

     地震の状況について

 3月11日14時46分頃発生した宮城県沖の地震について、柏崎市の15時現在の状況をお知らせします。

             記

 15時に本部員を緊急招集し情報の確認を行いました。

1 震度
  柏崎市4  高柳町3  西山町3

2 原子力発電所の状況
  原子力発電所は、放射能の放出等はなく、安全に運転しています。

3 防災行政無線による市民への周知
  震度情報を14時53分に放送し、原子力発電所の情報を15時10分に放送しました。

4 市の施設等の状況
  現在のところ、ガス水道施設に異常はありません。

5 火災と救急の状況
  現在のところ、地震による火災出動、救急出動はありません。

6 今後の対応
  各部局が所管する施設の被害状況を確認しています。


 お年寄りへの声かけが終わったところで、震源地に近いところに住む友人や中越沖地震の際に手伝いに来てくれた皆さんにメール等で安否を確認するも、なかなか連絡が通じず、とにかく気持ちがあせるばかり。

 17時40分過ぎ、市役所に移動し、エレベータが使えないため、走って議会事務局がある5階まで上がる。柏崎市議会・斎木裕司議長に対し、議会としての対応をどうするのか確認しようと思ったところ、既に市長部局との会議に入っていた。さすがに経験しているだけに対応が早い。

 18時、斎木議長が市長部局との打合せから戻ったところで、柏崎市としていち早く支援隊を送るべきと強く伝え、同じ意見であることを確認。
 中越沖地震の際、仙台市をはじめ今回被災している自治体や個人から多くのご支援をもらった以上、今度は恩返しする番である。
 問題は、まだ先方が混乱している状況であることに加え、あまりにも被災範囲が広域であり、どこに支援隊を送るのかが選定できないというところ。同じ原子力発電所立地自治体もある。いずれにせよ、多くのご支援を頂いた柏崎市として、 「恩知らずのまち」と言われないような対応をしていきたい。

 選挙事務所に戻ったところで、自民党・長島忠美衆議院議員の事務所から連絡があり、現地に向かうため、明日開催予定であったパーティ「長島忠美君を囲む新春の集い」を中止するとのことだった。
 中越大震災で山古志村長として活躍された経験を生かし、新潟県人として現地での情報収集や支援体制の構築にご尽力頂きたい。

 非常に気になるのは福島第一原子力発電所の状況。1、2号機で、非常用電源のディーゼル発電機からの電力供給ができないということで、原子力災害対策特別措置法に基づく初の「原子力緊急事態宣言」(第15条による通報)を発令され、半径2キロ以内の住民(対象住人は1864人)に避難指示がでた。
 放射性物質が外にでているわけでもないため、予防的な措置であるが、受け止める住民は深刻である。問題なのは、それをさらに大げさにする無知なテレビの解説者で、TBSでは

「電気で動く、ブレーキである制御棒が入れられない」
     → 水圧でも挿入可能

と言い、日本テレビの解説者も

「もう原子炉を制御する手段がない」
     → ホウ酸(SLC)もある

などと感覚で説明していた。
 ほぼ電源喪失(LOPA:Loss Of Power Accident)状態でも、冷却水を喪失する(LOCA:Loss Of Coolant Accident)ことがないよう、水位を維持し、燃料棒などをキチンと水没させておくことがポイントになる。自分自身、運転員時代にもよくシミュレータ訓練でだされたシビアな状況であるが、東京電力のなかで一番古いBWR型実機で、かつ想像以上の地震と津波による影響で現場はさぞかし大変であろう。余震を警戒しながらのプラント操作や現場作業は困難であると予想される。
 電源車が陸路で向かっているそうであるが、当然、渋滞。政府がまともなら自衛隊を活用し、電源車を空路で運ぶべきである。
 とにかく安全な冷温停止ができることを願う。

Nec_0001 20時、何があるか分からないので、選挙事務所で大粒納豆、カニかまと玉葱の卵とじ、なめ茸おろし、ありもの野菜にシーザードレッシングをかけたもの、ご飯で夕食をとる。
 夕食をとりながら東北地方太平洋沖地震関連のニュース映像を見るも、中越大震災、中越沖地震以上のあまりの悲惨な地獄絵図に胸がしめつけられる。

 食後、やっとつながり始めた電話で関係各所に安否確認を行う。

 21時20分過ぎ、原子力災害対策特別措置法(第15条3項による通報)による、福島第一原子力発電所1号機から半径3km圏内の住民に対する避難指示、半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示がでた。事態は深刻である。

 外国人やNPO、黒い人脈との「政治と金」問題を追及されていた管首相をはじめとする民主党であるが、東北地方太平洋沖地震でそれどころではなくなった。
 まずは「国民の生命と財産」を守ることを政権与党として、全力で取り組んでもらいたい。

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2011年3月10日 (木)

中国式「資源」獲得術:中国の原発建設ラッシュ

 1時、就寝。

 5時に起床し、ここ数日手をつけることができなかったパソコン関係の修理やデータ修復作業などを行う。

 9時、大粒納豆、ベーコンエッグ、肉じゃが、頂き物の青梗菜のおひたしでご飯2杯の朝食。

Cimg1924 9時40分、市役所に移動し、10時から本会議に出席する。一般質問の3日目となり、今日は5人が質問。
 原発反対派として長年活動してきた議員から鹿児島県薩摩川内市等を事例に限界集落へもっと支援せよ、との提案があったことには驚いた。事例に挙げられた自治体は、原子力発電所に関わる財源が十分に充てられており、普段、訴えている「廃炉」は何なのかと思う。

Cimg1925 11時40分、早めの休憩となったので、会社関係の各種支払いや届け物で市内をまわる。
 所用を済ませたので、市役所の会派室に戻って、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。新鮮なイカ刺しが美味く、ご飯よりも日本酒でいきたいところ。

 13時から本会議、一般質問が再開。会田市長のマニフェストに関する一般質問があり、そのマニフェストの答弁を市役所職員が作って、会田市長が答えていた。そもそも政治家としての選挙マニフェストであり、その細部を議員が市長に議場で問うのもおかしいが、さらに「市長が自分で作ったはず」のマニフェストの答弁を市職員が作るのはおかしい。

 14時45分から15時5分まで休憩をし、もう一名が一般質問を行って終了。その後は追加議案「議第39号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」(非常勤職員の部分休業を認めるなど)、「議第40号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」(高柳診療所の入院施設廃止に伴う給与の改訂)の説明が行われた。
 法改正を待っての追加議案は分かるが、後段の議第40号は最初の段階で出してくるべき議案であるため、質疑を行った。

Q.議第40号は、法改正を待っての議案ではないため、そもそも先日の最初の議会で提案すべきものではないか。なぜ遅れての議案提出になったのか。
A.看護師や医師との調整に時間がかかった。

 市役所組織内の都合であり、新年度予算を審議する日程が分かっているなか、この調子である。
 次いで「議第36号 平成22年度一般会計補正予算(第13号)」(交付金などの決定、消防団員の出動回数増加、各財源更正など)、「議第37号 平成22度老人保健特別会計補正予算(第2号)」(交付金などの決定、廃止となるための清算処理)、「議第38号 平成23年度一般会計補正予算(第1号)」(災害復旧費・荒浜漁港)の説明が行われた。

 16時15分に本会議が終了し、その後、副委員長を務める中越沖地震原発調査特別委員会が今議会最終日に行う「報告(案)」の推敲を行う。

Nec_0001 18時過ぎ、選挙事務所に行き、18時50分、干し納豆パウダーを隠し味にした牛レバーのレバニラ炒め、野菜多めの黒酢を使った酢豚、日本酒、おにぎり(たらこ)で夕食をとる。
 食後から選挙を手伝ってくれるスタッフとともに昭和のお笑い番組を見ながら懇談。

 今日の一般質問のなか、使用済み核燃料が増え、貯蔵スペースが満杯になるので原子力発電所を停止せよ、という主張があった。
 だからこそ使用済み核燃料のなかのプルトニウムを再利用しようというのがプルサーマルであり、資源のない日本がやるべき手法といえる。
 そういった議論だが、現実的に恐怖を感じるのがお隣某国の原子力発電所の建造ラッシュと運転員レベル、一党独裁体制での情報公開である。
 日本の原発反対派の精鋭には、是非、中国で活発に活動して頂きたいと思う。


平成22年12月27日『産経新聞』

巨竜むさぼる 番外編
中国式「資源」獲得術
次の照準は極地、宇宙

 中国のエネルギー消費量が右肩上がりで伸びている。その7割を石炭に依存する中国でいま、急ピッチで進められているのが原子力発電所の整備だ。沿岸部を中心に建設ラッシュが続く。ただ地震が多いことやその隠蔽体質を懸念する声が上がるなか、次世代の資源エネルギーを探査するため、中国の目は極地、そして宇宙にも向いている。
(北京 矢板明夫)

 「大亜湾原発で重大な事故が発生したー」
 今年6月14日、香港メディアが報じたこのニュースに、香港住民は震え上がったことだろう。広東省深圳市にある同原発から香港まで数十キロしか離れていない。
 結局、同原発を管轄する中国広東核電集団が事故を認め、「燃料棒に微少なひびが入った可能性はある。が、放射性物質は完全に隔離され、外部への影響はない」と発表、香港住民は一応安堵した。
 しかし事故があったのは5月23日で、中国側がそれを認めたのは3週間もたってから。中国の原発をめぐる安全性の確保や情報公開の在り方に対し、内外で懸念が広がった。
 中国では現在、稼働中の原発が11基あり、24基が建設中だ。2020年までにさらに100基を整備する計画が進められている。人口密度の高い沿海都市部周辺に建設されるケースが多く、08年の四川大地震の震源地から数百キロ離れた地点でも整備計画がある。
 
今回の隠蔽疑惑に加え、手抜き工事を指摘する声も上がっている。

 今年の9月9日、中国を訪問したアイスランドのグリムソン大統領が上海のある政府系機関を訪れたことが話題となった。北極と南極を研究する中国極地研究センターだ。大統領はそのとき、北極を中国と共同開発する意向を表明した。
 今後、物流路となりうる北極海航路について両国で共同調査することが当面の課題だが、将来的には北極圏に眠る石油、天然ガスなどの豊富な資源の共同採掘も視野に入れている。
 「北極の海は周辺国だけのものではなく、人類の財産だ」と主張してきた中国政府は、アイスランドの全面協力を得たことで、北極進出のための重要な足場を手に入れることになった。
 中国がアイスランドに急接近したのは、08年の金融危機以降のことだ。通貨が暴落し、債務の返済問題などをめぐり英国、オランダなどとの関係が悪化したアイスランドに助け舟を出し、中国は同国との自由貿易協定(FTA)の交渉を本格化させ、両国間の通貨スワップ協定を結んだ。
 「持続可能な発展を実現するために、北極と南極の下に眠る豊富な賢源をいかに獲得するかが、中国にとって21世紀の重要な課題だ」と中国のエネルギー専門家は断言する。

 中国は04年から10年8月までに、北極への調査を計4回実施した。これに対し、1980年代に開始した南極調査は約30回に及ぶ。うち6回の南極調査に参加した研究者、劉小漢氏は、11月の深圳市での講演で誇らしげに語った。
 「中国の南極調査能力とその成果は日本などいくつかの先進国を超え、世界のトップレベルに達した」
 中国はすでに南極に3つの基地を設けており、現在、4つ目の基地の建設計画を進めている。さらに昨年春、厚さ2メールの氷を割る能力を持つ排水量1万トン級の砕氷船の建造にも着手した。将来の極地における資源獲得競争に向け、資源探査分野で存在感を示すためだといわれている。
 中国は宇宙にも目を向けている。近年、膨大な予算を投じて、宇宙船や人工衛星の打ち上げを操り返しており、2020年代の有人月面探査と月面基地建設の実現を目指している。
 もちろん一連の宇宙進出は国威発揚のためだけではない。地球の資源が枯渇した万一の場合に備え、宇宙からの調達をもくろんでいる。”資源むさぼる”中国にゴールはない。

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2011年3月 9日 (水)

ロシア:北方領土にミサイル配備

 1時に帰宅し、熱めのシャワーで酔い覚ましをしてから、事務所で資料整理を行う。

 事務所のソファーで4時から7時まで仮眠。

 8時、大粒納豆、カスベの煮つけ、荒挽きソーセージ、シーザードレッシングをかけたグリーンサラダでご飯2杯の朝食をとる。

 8時40分、選挙事務所に来客があり、懇談。

 9時40分、市役所に異動し、会派室にて所属議員と意見交換を行う。

Cimg1922 10時から本会議、一般質問2日目。午前中は2名の議員、うち1名は聞いていてこちらが恥ずかしくなるような、会田市長への「おべっか」(加えて、ガス民営化にも反対、議員という立場にも関わらず臨時・非常勤職員への休暇付与)質問を行い、12時から休憩となった。

非常勤職員数:321人(平成20年、平成21年)
       272人(平成22年)
          *58人は嘱託
・この問題は根本的な職員数の在り方議論、法改正を待つ必要がある。

Cimg1923 休憩時間中に一旦、事務所に戻り、急ぎの仕事を片付ける。年度末ということもあり、各種の団体への会費支払いや寄稿などが重なっている。ある程度、仕事に見通しがついたところで、市役所の会派室に戻り、「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。

 13時から再開。2名の議員が一般質問を行ったが、財政を考えず、とにかく福祉を求める質問(特別な場合は別として、介護は公が優先するのでなく、あくまで家族が親を看るということが基本)などが続き、お腹いっぱいの状況となった。

 15時から15分の休憩をとったのち、もう2名の議員が一般質問。ここでも行政のトップたる市長が権限をもたない組織への質問などもあり、議会ルールもへったくりもなかった。

 本会議終了後、18時まで資料整理を行ったのち、選挙事務所に戻る。

 ボランティアで手伝いに来てくれた皆さんと懇談したのち、市内某所での懇親会に出席する。
 寒いので熱燗の方が多かったが、あえて生ビールを飲む。

 23時過ぎ、帰宅。

 今日の一般質問のなか、共産党の某議員は核兵器廃絶平和都市宣言に関する質問であるはずが、何故か満州柏崎村の話になり、日本が悪いとの話になっていた。
 満州への入植と、戦争による悲劇の逃走は分けて考える必要があり、また後段はソ連による火事場泥棒的な侵攻がもとである。
 ソ連はロシアとなったが、民主党政権による日本弱体化のタイミング(原爆投下後の日本への侵攻と同様)で、着実に駒を進めてくるあたり、国の体質は変わっていないように感じる。


平成23年3月2日『新潟日報』

ロシア
北方領土にミサイル配備
北海道の一部射程

【モスクワ共同】ロシア軍参謀本部高官は1日、北方領土を含む千島列島(クリール諸島)に対艦巡航ミサイル「ヤホント」や対空ミサイルシステム「トールM2」が配備されると述べた。インタファクス通信が伝えた。千島列島の主要な軍事拠点は北方領土の択捉、国後両島にあり、同ミサイルも両島に配備される可能性が高い。

 ヤホントは音速で飛行し、軍艦を標的にする最新鋭ミサイル。射程200~300キロで、両島に配備されれば北海道の一部が射程に入る可能性がある。トールM2は同時に4発の対空ミサイルを四つの標的に向けて発射でき、北方領土の海上、対空防衛力は格段に向上する。日本政府の反発は必至だ。
 高官はまた、択捉島には対戦車ミサイルなどを搭載する攻撃ヘリコプターMi28が配備される計画だと述べた。高官は、千島列島での軍備増強案が既にセルジュコフ国防相に提出されたと述べており、ヤホントやトールM2の配備も含まれているとみられる。
 ロシアのメドベージェフ大統領は昨年11月にロシア国家元首として初めて北方領土・国後島を訪問。管直人首相は今年2月7日に訪問を「許し難い暴挙」と非難した。
 
大統領は同9日、北方領土を含む千島列島を「わが国の戦略的地域」と述べ、現地での軍備増強を指示していた。
 ポポフキン国防次官は現地に最新鋭の装備が配備されると説明。またマカロフ参謀総長はフランスと共同建造するミストラル級強襲揚陸艦4隻のうち少なくとも1隻が極東に配属され、北方領土の防衛も任務に含まれると述べるなら、ロシア国防省内では装備近代化による北方領土での軍備増強が検討されていた。

北方領土問題
 太平洋戦争終結直後、旧ソ連は北方四島を占領。日本は1951年のサンフランシスコ平和条約で千島列島を放棄したが、北方四島は含まれないとして返還を要求。平和条約締結後の歯舞群島、色丹島の引き渡しを明記した56年の日ソ共同宣言で両国は国交を回復したものの、4島返還を求める日本とロシアは対立。メドベージェフ大統領の昨年11月の国後島訪間に日本政府は強く反発したが、大統領は北方領土を「ロシア領」と強調。今年の外相会談でも平行線をたどった。ロシア側と中国などの水産会社との北方領土での合弁事業計画も浮上している。

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2011年3月 8日 (火)

平成23年度第2回定例会一般質問
教育、柏崎港活用と環境問題、職員不祥事

 3時から6時まで事務所のソファーで仮眠。

 ぬるめの風呂に1時間ほど浸かりながら、読もうと思っていた週刊誌や月刊誌を一気に読む。

 8時、大粒納豆、ベーコンとほうれん草の炒め物、昨夜のチキンカツの残り、白葱わかめスープでご飯2杯の朝食をとる。

 9時30分過ぎ、市役所に移動し、会派内の会議。

Cimg1910 10時から一般質問の初日となる本会義に出席し、11時から一般質問を行う。冒頭は、お約束の口上。

「今任期に与えられた最後の一般質問となった。これまで毎回の質問の冒頭、原子力発電所の防衛のため、そして地域経済活性化のためにも、柏崎へ海上自衛隊を誘致すべきと訴えてきた整風会の三井田です。来る4月の審判を受け、運よく戻れましたら、またこの議場で海上自衛隊誘致を訴え続けたいと思っております。」

 今回の質問は、

1.郷土を愛する教育と地域との連携について
        → 教育委員長、教育長

2.柏崎港の活用と周辺環境の問題について
        → 市長

3.連続した市職員の刑事事件に鑑みた調査結果と今後の対応について
        → 市長

の3点で大まかなやりとりは以下の通り。

1.郷土を愛する教育と地域との連携について

Q.これまで例年発表されてきた「教育方針」に変わり、今年からは「教育施策実施上の努力点」という、よりプラグマティック、かなり実務的なものになった。この事についての議論はさておき、せっかくの新年度の審議を行う議会であるため、柏崎の教育内容を少し確認したい。
 学力がすべてというわけではないが、やはり高い学力を柏崎の子供に身につけてもらいたいという思いがある。まして、親の収入(世帯収入)と子供の学力が比例するといった、文科省による少し悲しい調査結果があったからこそ、公の教育を充実させるべきである。
 そこで、色々な地域の学力調査とその結果、分析を見ると、非常に面白い事例がある。 毎回の学力調査のなかで、上位に位置する県では、子供がお祭りや地域の行事に積極的に参加する、地域に愛着をもつという分析結果がでており、高い学力との因果関係が報告されている。
 つまり、郷土の歴史を知り、自分の住むまちをよく知るという、当たり前のことが高い学力につながっているといえる。
 ただ、なかには特別な例外もあり、学力調査では常に下位に位置しているものの郷土愛が非常に強いという県も一部ある。
 いずれにせよ、自分のふるさとに興味をもつこと、そして地域の行事に参加し、地域との一体感をもつことは学力の面でもそして、人間形成の意味でも大切なことと言える。
 ただし、教員には人事異動があり、県内での異動となることから、柏崎の郷土に関することや伝統文化については、地域の力をより活用する必要がある。その取組みについて教育委員長のお考えを聞きたい。

A.郷土を愛する、地域の活動に積極的に参加する子供を育ていることには積極的に取り組んでおり、郷土の伝統文化を大切するという面では鵜川の綾子舞、地域の力を活用するという意味では子ども模擬議会、先般報告も行われた「<未来の柏崎を担う子どもたちを育てる会>学校支援地域本部事業」、地域文化財を探求する事業、地元・柏崎を勉強するための社会科副読本の改訂作業などがある。地域を大切にする、郷土を愛する教育に努めたい。(教育委員長)

Q.考えている方向が同じであることを確認し、安心した。先ほどの答弁にもあった柏崎小学校、第一中学校区における「学校支援地域本部事業」では、3年間という限定ながらも地域の力を活用するという意味で非常に良い結果であったと思う。地域の達人が先生となった授業では、「近所のあのとっつあん、凄い人だったんだ」「職人の木組みを見たあとに、修学旅行で神社・仏閣を見れば良かった」などの感想もあり、私自身あのような授業を受けていれば、違った人生になったかも知れないと感じたところ。この事業は3年間限定ということであったが、こういった成果をみられたもの、また関係者のご努力が実ったものについては、補助金や交付金がなくなったとしても、柏崎市の教育として自主的に取り組むべきではないか。継続性についてはどのように考えているか。
A.地域の先生による授業については、生徒も役立ったとの声があり、かなりの成果があった。「議員も私も生まれてくるのが早過ぎた」という感想をもつほどであったものの、3年という事業計画のなか、一応のピリオドはつけた。今後については、継続する方向でいる。(教育長)

2.柏崎港の活用と周辺環境の問題について

Q.日本海時代に対応した港として整備され、かつ近年活性化のための方策をとってきた柏崎港の現況と今後の活用策を問う。また、以前より問題となっていた周辺住民への環境や港公園プールへの悪影響について、柏崎市としての現状認識と今後の対応、新潟県との協議についても問う。
 先月23日、「柏崎港危機管理コアメンバー会議」(新潟海上保安部や県警、東京入国管理局長野出張所など9機関で構成)が非公開で行われ、東京電力柏崎刈羽原子力発電所へのテロ対応について協議された。毎回の一般質問の冒頭で述べている通り、テロ対策としても海上自衛隊の誘致が必要であり、時代がやっと追い付いてきたという感がある。このように柏崎港には安全保障という意味もある。
 また柏崎港の活用という議論の前
には、「海の柏崎」についても述べておきたい。これまでの柏崎の観光産業では「海の柏崎」というスローガンのもと、積極的な取組が行われてきた。しかし、今年度、会田市長が発表した「平成23年度 施政方針」のなか、「 ●産業振興と雇用確保」の[観光]に、海の積極的な利用への言及がなかった。これには非常に寂しく、そして「もったいない」と感じたところ。
 まちづくりにおいては、そのまちに既にある強み、他の自治体に負けない、真似されづらい点を伸ばすことが重要と言われる。他のまちでもできることにパワーを注ぐよりは、柏崎のもつ良い部分、すなわち先人が「海の柏崎」として培ってきた資産をさらに伸ばすため、「海の柏崎」への原点回帰が必要である。その点において、柏崎港の活用について、今、どのような取組を市長は考えているか、大まかに聞きたい。

A.昭和46年の開港以来、今年で開港40周年を迎える柏崎港は重要な物流拠点として整備、活用されてきたが、当初に比較して取り扱い量が激減している。引き続きポートセールスに取り組み、また平成15年の全国都市再生モデル事業、平成17年3月に策定をした柏崎港活性化策などの取り組みをしてきた。
 しかし、他の港に比較し、競争性も低くなっているため、管理者である新潟県としても物流のみの利用から、観光と物流、つまり「人と物」の交流拠点にいう考え方になり、柏崎市としても「夕海」の整備をはじめ、観光面での活性化に取り組んできた。

Q.観光と物流による活用ということで、まずは観光という面での活用策を問いたい。昨年の定例会一般質問において、二名の議員から柏崎港の港湾施設を釣り人に開放すべきとの質問があった。その際の会田市長の答弁では、新潟県と協議するというものと記憶しているが、その後はどうなったのか。
A.観光協会にもそういった要望が多く寄せられているのは理解している。新潟東港でも釣りへの試験開放が行われ、来年度からイベントに特化した開放を行うという情報が入っている。まだ新潟東港だけということであり、現時点では安全性や受け皿の問題があり、詳細な協議には至っていない。

Q.現在は禁止区域が多くなっているため、釣り目的の観光客減少という経済的な理由以外にも、締め出された釣り人が釣り場を求めてより危険な沖の岩場にゴムボートなどで渡る、ゴムボードなどが港入り口付近の航路で釣りをしているため航行中の船舶とトラブルを起こすなど、かえって危険になっている。禁酒法の時代のように、すべて禁止するから逆に問題が起こるような状況ではないか。安全を確保したうえで、まずは一部を開放してみてはどうか。新潟県でも新潟県交通政策局港湾整備課が事務局となり、有識者や弁護士、消防、警察関係者などで「新潟県港湾部における釣り問題研究会」を立ち上げ、「部分的な開放を目指すことが適当」との答申がだされている。
 また、新潟東港でのつり試験開放(平成22年10月23日~11月3日)では、実施したあとの問題点・改善点もキチンと整理されているところである。

<問題点・改善点>
・受付 申込済者の判別
・落水時の対応
 救助船出動依頼体制、巡回員飛び込み救助体制
・スタッフのローテーション
 天候に左右される勤務の中でのローテーションの組み方
・夜間閉鎖時の対応
・料金
 基本500円だが、いろいろなケース別設定が必要
・落水防止表示柵の有無
 ライフジャケットでの統一
・救命浮環
 数と設置場所、設置方法
・釣場と立入禁止区域
・閉鎖基準の対応・判断
  閉鎖基準の注意報発令と通知の時間ずれ

 最初の第一歩として、柏崎港の釣り人への一部開放を会田市長自らが自主的に新潟県と協議する気はないか。
A.安全性や受け入れ態勢についての議論が必要であり、あくまで新潟東港だけの開放というのが新潟県の方針。

Q.何も権利というか、開放だけを一方的に求めているわけでもなく、柏崎観光協会と柏崎釣遊紳士会が新潟県に提出した要望書のなかでもキチンと安全性にも言及しており、民間でできる釣り人側のマナー向上や安全性確保のための取組みを行うとある。新潟東港が一番ということなら、県内2番目の開放として、「海の柏崎」で観光を行う柏崎が手を挙げるべきと思うが、市長の前向きな取り組み、協議の過程の公開を求めたい。
A.今後、状況を見ながら新潟県と協議していく。

Q.続いて、柏崎港周辺環境について、「海の柏崎」の柏崎港埠頭がスクラップだらけという景観の問題もあるが、まずは粉じん問題を質問したい。
 一般質問としては、平成19年に他の議員からもあり、また中越沖地震後は委員会や決算審査でも私も何回か指摘、確認させてもらった。
 かつては輸入された原木から大量にハエが発生するという被害もあり、平成15年から鉄のスクラップの扱いが始まってからは、今度はスクラップの飛散と、加えてコークスの飛散が問題となっているのは承知の通り。
 この事について、まずは市長が現状をどのように認識しているか、聞かせてもらいたい。継続している問題なのか、それとも解決し終えた問題なのか。

A.この問題は地元住民からの苦情もあり、継続している問題と認識しており、管理者である新潟県に申し入れている。これまで2回の調査を行い、昨年12月には地元での説明会も開催されたと聞いている。

Q.解決していない、継続している問題であるという認識で一致したかと思う。調査については、2回やったというが、その調査も本当に住民を安心させる内容であったかどうか確認する必要がある。
 ここに調査測定結果(降下ばいじん量)があるが、この測定結果では港公園西側、柏崎市役所、比角二丁目の測定において、降下ばいじんの総量がほとんどの差がない。柏崎市役所近くに住む私としては、被害を訴えている中浜の皆さんと同じぐらいのばいじんを吸っているのか、と言いたくもなる。しかし、これは一般的な分析であるため、本当に被害となっている成分の分析がされていない。

「降下ばいじん量測定結果一覧」(pdf形式)

 今後、調査・分析をやるのであれば、住民を安心させるための成分の分析を行うべきと思うがどうか。
A.また行う調査において、新潟県と協議したい。つけ加えていうなら、私が市長に就任してから、地元の皆さんからの苦情を受け、障壁より高く積まないよう県に指導してもらい、改善したとの評価を頂いている。

Q.本当に障壁よりも高く積まないといったことは改善されたのか。ここに今年2月2日に撮影した写真があるが、見事に障壁よりも高く積まれており、かつ障壁もヒビが入っている。これが実態であるが、市長は認識しているか。
*平成23年2月2日の写真

110202_1
110202_2
A.なかなか毎日の状況を調査し続けるというのは難しい。

Q.柏崎港東埠頭の管理者である新潟県から、所有する使用許可の条件や許可証などの公文書を入手したところ、かなり現実的な条件がついており、スクラップの場合なら

4 施設の使用に当たっては、善良な管理と環境衛生の保持に努め、周囲に迷惑を及ぼす事がないように努めること。

8 保管に際しては、よう壁により周囲を囲むこと。

9 よう壁を超える高さの野積みはしないこと。

10 油、風雨に伴う錆水等の流出及び自然発火等の事故に対し万全の対策を講じること。

といった条文が見受けられる。
 こういった実態を一市民が個々に新潟県に申し入れるより、担当課で実態把握したうえで、柏崎市として申し入れたらどうか。
 柏崎市民の「安全・安心」に向かって努力するのが市長であり、会田市長もそういった思いで市長選挙にでたのではないか。

A.まずは調査を行ったうえで、県の方に申し入れていく。

Q.是非、前向きに解決するよう県に申し入れてもらいたい。また、港公園プールへの調査も行ってもらいたい。港公園プール設置の経緯は、多くの人が知るように、柏崎港の整備により浜が無くなってしまう地元住民への配慮。あのプールは無料で開放されており、地域住民のみならず、多くの子供たちから利用されている。それがゆえ、粉じん、また健康に影響を与えることが起こっていないかを十分に調査する必要があるのではないか。
A.プール法に基づきシーズン前とシーズン後に検査を行っている。粉じんについては、そのサイズからみて、循環フィルターで除去できる。

Q.同じ検査をするなら、「安全・安心」のための検査を一度行ってもらいたい。観光と物流、物流でもリサイクルポートとしての機能を目指す柏崎港だからこそ、こういった検査をキチンと行うべきと思うがどうか。
A.現在の検査でも十分と思うが、検討する。

3.連続した市職員の刑事事件に鑑みた調査結果と今後の対応について

Q. 連続して逮捕者を出すに至ったことに対し、さらなる調査を行ったと思われるが、その結果の確認と今後の対応、管理職の監督責任について問う。
 
前回の一般質問のあとでも、公募型指名入札の計算誤り西山町における市が委託した海岸清掃のゴミ不法投棄などの不祥事が続いた。
 入札の計算誤りについては、先月2月18日にガス水道局長、浄水課長、浄水課主幹に懲戒処分(戒告)を行った。

 
西山町における海岸清掃のゴミ不法投棄については、市が委託した事業で不法行為があったにも関わらず、その費用を払うということで、議会でも問題視されたところである。
 かつて 「疑惑の総合商社」とか何とか言いながら追及する国会議員がいたが、柏崎市においても「不祥事の総合商社」のような様相を呈している。
 さて、先般、収賄事件で逮捕・起訴された猪爪元職員について、懲役1年6か月、執行猶予3年という去る2月1日に、有罪判決がでた。

 前回の一般質問においては、猪爪容疑者の収賄について、業者が置いていったのか、それとも業者に求めたのか、という基本的な事から聞いたが、「裁判中」ということで会田市長からは明確な答弁はなかった。
 判決もでた現在、市長から明確な答弁をしてもらいたい。
 まず、猪爪元職員は自分から業者に求めたのか、否か、その点はどうなっているのか。

A.公判のなかで明らかになっており、猪爪元職員から要求した。

Q.猪爪元職員には詳細なところを確認したのか。
A.本人から事情を聞きたいと元職員に申し入れたが断られた。

Q.前回の逮捕事件であった公金詐欺事件が起こったあと、職員のうち122人に聞き取り調査をしたというが、1年たって、また新たな事件が明らかになっている。その調査範囲は妥当だったのか。
A.当時の調査対象に今回の収賄事件を起こした猪爪元職員は含まれておらず、調査範囲が甘かった点は反省している。

Q.公判のなかで、猪爪元職員は弁護士を市役所から紹介されたと言っており、これは議会の特別委員会でも取り上げられたが、猪爪元職員に柏崎市役所として弁護士を紹介したのは事実か。
A.厳密には猪爪元職員ではなく、奥さんが発言し、市役所には感謝しているという事であった。柏崎市の顧問弁護士に相談し、人道的配慮から猪爪元職員に弁護士を紹介した。

Q.それは前回の公金詐欺事件における今井元職員に対してもそうなのか。
A.同じく人道的配慮から柏崎市の顧問弁護士に相談し、弁護士を紹介した。

Q.紹介した弁護士は両事件とも同じ弁護士なのか。
A.偶然、たまたま同じ弁護士になったと聞いている。

 ・・・・誰が聞いても怪しい。

Q.世間の常識とかけ離れているのではないか。なぜ柏崎市役所において不祥事を起こし、損害を与えた者に、柏崎市役所が弁護士を紹介してやるのか。
A.何か身内をかばう事がありそうな言い方をしているが、人権という観点からも弁護士をつけるということは何らおかしいことではない。これはハッキリいう。

Q.こちらもハッキリ言うが、誰も弁護士をつけるな、などという事は言っていない(巧妙に話をズラして論点ズラそうと思ったようだが)。不祥事を起こし、柏崎市に損害を与えた職員に対して、被害を受けた柏崎市が弁護士を紹介するなど、市民から誤解を受ける行為であり、世間一般の常識ではない。先に答弁があったように公金詐欺事件の今井元職員にも弁護士を柏崎市が紹介し、また今回の収賄事件についても柏崎市が弁護士を紹介し、挙げ句の果てに今井元職員、猪爪元職員両方から直接の調査・聞き取りは拒否されている。何なのだこれは・・・公金を扱っている意識もないのか。
A.元職員に調査・聞き取りができなかったことには、忸怩たる思いがある。

 ・・・民間企業であったら「ハイ、さよなら」となるような答弁。

Q.柏崎市が紹介した弁護士は猪爪元職員の収賄事件の裁判のなか、最終弁論で「癒着が生まれやすい環境が継続して存在したことを考慮してほしい」と弁護しており、また猪爪元職員もディスプレイなど要求を繰り返していたというが、その点について調査結果はどうなのか。また公務員倫理のあり方として、どのような対応を考えているのか。
A.そういった環境があったことは事実であり、公務員のあり方として調査し、今後対応していく。

Q.前回の公金詐欺事件・今井元職員と今回の猪爪元職員の懲戒処分に関する差について確認したい。今井元職員は起訴された段階で、懲戒免職となっているが、今回の猪爪元職員の場合は、起訴されてから休職扱いとなり、全額ではないものの給与もでていた。猪爪元職員は、有罪判決がでてからの懲戒免職。分限処分による起訴休職というのは制度として分かるが、この差はどこからでたのか。
A.柏崎市が被害者となって被害届けを出した今井事件と違い、今回の収賄事件では公判前に懲戒免職が出来なかった。顧問弁護士と十分相談をした結果で、全容解明を待っての処分となった。

 ・・・なんだそりゃ。

Q.このような不祥事が続くことによって一番の被害者は柏崎市民であり、そして次は9割以上の真面目に仕事をしている市の職員である。調査や処分をキチンとすることが綱紀粛正につながると思うが、市長の意気込みはどうか。

 ここで社会クラブの矢部忠夫議員が「議事進行!」と議長に訴えでて、

 「市職員の9割以上というのは、市職員を侮辱する発言だ!撤回してもらいたい」

ときた。守りたい市長が追い詰められていることに耐えきれなくなったのであろうか、因縁にも近い内容である。
 ここで与えられた質問時間を使ってはもったいないため、

 「『大方(おおかた)』に訂正します」

と発言し、そのまま議事が流れた。
 『9割以上』と『大方』のどこに違いがあるのか。まさに「当てこすり」、こちらが攻めている流れを断ち切るという作戦だったのであろう。

A.綱紀粛正を求め、関係職員を指導していく。

Q.これだけ不祥事が連続し、逮捕されるような事件だけでもなく、戒告処分等もあり、まさにタガが緩んだ状態である。職員に綱紀粛正を求めるのは良いが、選挙で選ばれた政治家であり、柏崎市役所の最高責任者として市長は、どう責任をとるのか。また減給だけで済まそうとするのか。前回の一般質問でも問うたように、市長を辞職し、市役所の改革案を提示して再度の市長選挙を行うべきではないか。
A.最高責任者は市長である私であり、議会最終日に給与減額の条例を提案して、とるべき責任としたい。また関係した職員も一緒に処分する。

 結局は、腹を決めて辞職し、民意を問うということまでできないようである。
 この答弁を聞いたところで持ち時間が終わった。

Cimg1921 12時過ぎに一般質問を終え、会派室に戻ったところで携帯電話の方に一般質問を聞いて頂いた皆さんからの着信が続いた。なかには「何だ、市長のあの答え方は?オメさん、もっと突っ込めぇやぁ!」とのお叱りもあったが、いずれにせよ現在の柏崎市政の実態がご理解頂けたかと思う。電話をしつつ「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとる。

 13時から再開。二名の議員が一般質問を行ったのち、15時5分から15分の休憩。休憩後から、もう二名の議員が一般質問を行った。

 17時20分に本会議が終了し、会派内で今日の一般質問について意見交換を行う。

 18時、選挙事務所に戻り、打ち合わせや来客、電話対応。応援の電話や市政への怒りの電話などが相次ぐ。FMピッカラでの議会中継を聞いたという反応はありがたい。

Nec_0001 21時20分過ぎ、「おばんざい招楽」(電話:0257-32-1944)に移動し、遅参となったが、柏崎青年会議所で所属する青少年育成委員会の懇親会に参加する。
 先日行った2月公開例会「柏恋」婚活事業の反省会を兼ねた飲み会である。

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2011年3月 7日 (月)

柏崎第一中学校第64回卒業式

 2時、就寝。

 6時、起床。熱めのシャワーを浴びてから、議会で使う資料の整理を行う。

 8時、大粒納豆、ベーコンエッグ、もずく酢、たまご豆腐でご飯2杯の朝食をとる。

Cimg1905 9時、母校である柏崎市立第一中学校に移動。
 来賓控室になった校長室で色々とお話をお聞きしていたところ、今年で退職されるO校長の卒業式を生徒がやってくれたという。
 生徒の手作り卒業証書をもらったとのことで、見せて頂いた。
 非常に感動する話である。

Cimg1906 9時20分から第64回卒業証書授与式に来賓出席し、86名(13621号~13913号)の晴れの門出をお祝い。
 議長からの祝辞を代読するとともに、ご両親への感謝の念を忘れないよう、そして校長先生の卒業式を執り行うという優しさを忘れないよう、言葉を付け加えさせてもらった。
 「仰げば尊し」「柏崎市立第一中学校校歌」を歌い、最後は卒業生の混声三部合唱曲「時を越えて」(作詞作曲:栂野知子)。同級生のお子さんや近所の知った顔もあり、今まで以上により身近に感じた立派な式であった。

*ウルトラマンシリーズのなかで「仰げば尊し」の感動的シーンは 「ウルトラマンメビウス」第41話「思い出の先生」人間体では教師の職であったウルトラマン80が、27年ぶりに成人した教え子と再会する。

 12時過ぎ、選挙事務所に戻ったところで来客。

 13時、市内某所にて、現地調査をしながらコンビニで買ったおにぎり2個(筋子、昆布)、低脂肪乳で昼食をとる。
 明日の一般質問に備えて、現地の状況を再確認した。

 17時過ぎ、事務所に戻り、議会資料の準備。

 23時30分、スーパーで買ったチキンカツにそばつゆと黒酢、蜂蜜、片栗粉で作ったとろみタレをかけたもの、ぜんまいの煮物、フライドオニオンを散らしたグリーンサラダ、ひきわり納豆、ご飯2杯で夕食をとる。

 食後も事務所で議会に関する資料づくり。

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2011年3月 6日 (日)

ウルトラマンで社会知る:中学国語教材に

 議会での一般質問用の資料をまとめようと思うも、それより急ぎの仕事が溜まっており、結局、4時から7時までの仮眠のみとなる。

 7時30分、大粒納豆、鰺の開き、ぜんまいの煮物でご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎから10時まで選挙事務所への来客が続き、色々な情報、そして協力のお申し出を頂戴した。

Nec_0001 12時30分、近所の某肉屋さんのコロッケ、ヤングカツ、おにぎり(塩昆布、白ごま、干しシラス、干し納豆パウダー)2個などで昼食。
 さすがに眠気が襲ってきたため、食べる量を少なくする。
 選挙ボランティアとしてお越し頂いた方々との意見交換や雑談で得るものは多い。

 午後から市内まわりと国政選挙に関わる活動などを行う。

Nec_0003 19時、昨日に引き続き、料理をする時間もなく食材もないため、 「ほっともっと」の「大盛特のりタルタル弁当 440円」で夕食。
 伝統的「のり弁」のお約束「竹輪の磯部揚げ」ではなく、メンチカツ、鶏の唐揚げがついてくる。これだけだと野菜不足になると思い、食後に青汁とサプリンメントをとる。
 同世代のスタッフ2名と母親や親族という家族総出での選挙運動のため、どうしてもフル稼働の日の食事は手薄である。

 食後から議会資料の作成。

Cimg1907 夕食をとりつつBSをふと見ると「ウルトラマンエース」が放送されていたので、先日お会いした美川のり子隊員のことを思い出しつつ、つい見入ってしまった。
 いまのデジタル世代からみれば、特撮で気になってしまう未成熟な部分はあるが、それでもストーリーは十分楽しめる。
 世の中にはウルトラマンを題材に授業をする面白い教諭もいらっしゃり、生誕45周年を迎えたウルトラマンシリーズがもっと多くの世代に愛される(個人的には「ウルトラマンレオ」の熱血、「ウルトラマンメビウス」の伝統敬承と成長)ことを願う。
 また同時に、円谷プロとのパイプをもった「こどもの時代館」を十分に活用できていない柏崎の現状を、自分の力不足とともに悔やむばかりである。


平成23年1月18日『新潟日報』

ウルトラマンで社会知る
北海道の中学教諭
国語授業の教材に

 北海道苫小牧市の中学校教諭神谷和宏さん(37)が1997年から国語の授業の教材にテレビ番組ウルトラマンシリーズを取り上げ、授業を受けた生徒が昨年、千人に達した。「いじめや公害などの社会問題を背景に、人間と怪獣それぞれの立場で善悪が措かれている」と問い掛けている。
 ウルトラマンとの出会いは5歳の頃。地球でスパイ活動をする怪獣が人間を好きになり、最後に自爆してしまう作品を見て、怪獣が善悪の判断に悩む姿に衝撃を受けたという。「シリーズを見続ける中で、怪獣を倒すことだけが正義ではないと感じた」と振り返る。
 大学進学後、古事記や源氏物語を研究したが、正義の味方の姿は常に頭から離れなかった。文学的観点からウルトラマンを分析した本を卒業後に出版。地元苫小牧で教諭になって2年目に「大学で学んだ分析法を使えば、ウルトラマンも教材になる」と思い付き、授業で取り上げるように。
 いじめられっ子が銃を撃ってウルトラマンと怪獣を倒し、自分も強くなったと過信して「次はもっと撃ちまくってやる」と興奮する作品を見せた時は、生徒の鋭い反応にはっとさせられた。
 「作者は何を訴えたいのかな」との問い掛けに「力を振るうのが強さではない」「急に力を持った人間の怖さが描かれている」と、他の授業以上に自分なりの考えを口にするようになり、盛り上がった。
 ウルトラマンを教材にした授業を続ける神谷さんは「正義とは何かと問いかけるウルトラマンシリーズには実社会の姿が措かれている」と手応えを感じている。

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2011年3月 5日 (土)

ヒブワクチン接種見合わせ、子宮頸がんワクチン不足

 頂いていた色々な依頼の締め切りが一気にきたため、なかなか資料作成終わらず5時から7時過ぎまで仮眠。

 起きたら目の周りがカブれたようになり、何かの食べ物にあたったかのように痒くなってしまった。

 8時、大粒納豆、目玉焼き、カスベの煮こごりでご飯2杯の朝食をとる。

 9時過ぎから12時まで、選挙事務所での来客との懇談。

Nec_0001 12時30分、数人で「やぶ」(電話:0257-22-3482)に行き、「五目中華 750円」を「大盛り 100円」にしてもらって昼食をとる。
 出前では「カツ丼」、お店では「五目中華」というのが、だいたいのお約束となった。

 午後から市内まわりや選挙事務所への来客対応に追われる。

Nec_0002 19時、 「ほっともっと」の「のり弁当 290円」を「大盛り 50円」にしたもので夕食をとる。
 さすがに料理をする時間もなく、食材もなかったので、久々に弁当を購入。「のり弁」のコストパフォーマンスにあらためて驚く。

 昨日に速報が入り、本日の朝刊でヒブワクチンを接種した乳幼児の死亡例についての報道があった。


平成23年3月5日『毎日新聞』

厚労省:ヒブワクチン一時中止
接種で乳幼児死亡相次ぎ

 厚生労働省は4日、細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌やインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンを接種した乳幼児が、接種翌日から3日後に死亡する事例が先月下旬から今月にかけ4件起きたと発表した。同省は両ワクチンの接種を一時見合わせることを決め全国の自治体などに連絡、近く専門家の検討会を開き、因果関係を評価し問題がなければ接種を再開するという。
 厚労省などによると、対象は米ファイザー社の小児用肺炎球菌ワクチン(商品名プレベナー)と仏サノフィパスツール社のヒブワクチン(同アクトヒブ)。死亡したのは(1)兵庫県宝塚市の2歳男児(2)同県西宮市の1歳女児(3)川崎市の3カ月の女児(4)京都市の1歳未満の女児。4人はいずれもプレベナーを接種し、アクトヒブや破傷風などを予防するDPTワクチン(三種混合)も同時接種していた。
 宝塚市の男児と京都市の女児は心臓などに重い基礎疾患があり、西宮市と川崎市の女児は健康だったという。厚労省は「現時点で接種との関係は不明」としている。両ワクチンと子宮頸(けい)がんの3ワクチンは今年度と来年度、国の補助事業で公費接種が行われている。【佐々木洋】


 また、全国的に子宮頸がんワクチンについても不足しているという国からの発表があり、これを受けて、柏崎市でも以下のような対応にするとの速報がFAXで全柏崎市議会議員に入った。
 将来ある大事な命に関わるだけに迅速な動きであり、素晴らしい対応である。
 これを受け、補正予算の際に議論した柏崎市議会議員としても、まずはより多くの市民に状況を伝えたい。


柏崎市議会議員 各位        平成23年3月5日
                  柏崎市教育委員会
                  松谷子ども課長

 子宮頸がん等ワクチン接種に係る対応について(報告)

 このことについてご報告します。
 すでに新聞報道等でご承知のことと思いますが、厚生労働省がヒブ(インフルエンザ菌b型)・小児用肺炎球菌各ワクチンの接種後に乳幼児4名が死亡したことを受けて、4日に接種の見合わせを通知してきました。
 再開については因果関係の評価を実施した後としています。
 この事業は、平成23年度予算案としそ関係経費を計上しているところであり、平成22年度補正予算としても1月25日の臨時議会でご承認頂き、すでに接種券の配布を開始しているところですが、国の通知を受けて、医療機関については接種見合わせのお願いをするとともに予約手続きの解約等の事務処理をお願いしました。
 対象乳幼児の保護者(接種券送付者)には再度通知する予定です。

 また、子宮頸がんワクチン接種については、新潟県から3日に情報提供があり、全国的にワクチンの供給不足に陥っているとのことで、一部の報道ではワクチンメーカーが全国的に供給バランス崩れたために医薬品卸業者に供給を停止しているとのことであります。
 厚生労働省では専門家による調査・検討をするとのことであり、今後の方針が示されるのは7日以降と考えられ、新潟県についても厚生労働省の判断を待って対応する見込みです。

 柏崎市としては国、県の連絡を待って善後策を検討し対応してまいりますので、特段
のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

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2011年3月 4日 (金)

最終日:公務員倫理の徹底と収賄事件等再発防止調査特別委員会

 2時過ぎ、長めの風呂に入ってから就寝する。

 6時、起床。市内某所にいき、少ない雪であるが、ボラティア活動を行う。

 8時、帰宅し、大粒納豆、茹でオクラ、塩鯖焼きでご飯2杯の朝食をとる。

 9時過ぎ、市役所に移動し、一般質問に必要なことの調査や資料整理を行う。

Cimg1901 10時から最終となる「公務員倫理の徹底と収賄事件等再発防止調査特別委員会」に傍聴出席。
 傍聴に来たのは、斎木議長と私のたった二名であり、完全に選挙モードに入っているようである。
 今日の議題は、この調査特別委員会の報告書(案)の検討。

「報告書(検討案)」(pdf形式)

 主な意見は次の通り。

・「てにおは」の軽微な修正は委員長一任
・公務員の社会参加を付け加えるべきではないか。
 
→ 行政側がいうなら分かるが、議会側が指示するのは焦点がぼやける。
・「管理監督者はプライバシーに十分配慮しながら」という表記は当たり前のこと。
・「信頼回復するよう期待している」の表記を強めるべきではないか。全般的に文言が優しいのは変えた方が良い。

 → 強い表現に変える。
・「管理監督者のチェックが十分に機能していなかったと思われる」ではなく、チェック機能していなかったのが事実。
・市長への提言の4つを組み替える。
・「職員の倫理感が乏しいように感じる」「職員が減っていることも一因」はおかしい。倫理感が乏しかったのであり、職員が減っていることと不祥事が起きることは別である。

 ここで、市職労出身の某議員からは「職員数が減っていることも一因かも知れないが」という少数意見でも記載してほしい、逆に整風会をはじめ、各会派からは「職員の数と不祥事は関係ない」との議論が沸騰し、表現を委員長に一任することになった。

・解決方法に「公務員倫理に関する研修」とあるが、そもそも不祥事を起こしてから対応に、また税金を使って「公務員倫理に関する研修」を行うのはおかしいのではないか。

 11時に終了し、これで「公務員倫理の徹底と収賄事件等再発防止調査特別委員会」での調査・議論は終わりとなった。
 今後の流れとしては、今議会最終日に議場で報告し、市長への提言となる。その提言を受けてから、行政側のコンプライアンス小委員会が調査結果や対応の報告をするという流れになろう。

 議会で使う資料を整理したのち、13時、事務所に戻る。

 14時、おにぎり2個(ほぐし鮭、塩昆布、刻んだ浜納豆を混ぜ込み)、低脂肪乳、ピンクグレープフルーツジュースで昼食。

 15時、16時と選挙事務所に来客があり、懇談する。

Cimg1903 22時40分、煮干しパウダー、干し納豆パウダー、干し椎茸、既製品の蕎麦つゆで冷凍うどん2玉、玉葱、しめじ、玉子を煮込んで、最後に生姜入りの野菜かき揚げをのせた「特製鍋焼きうどん」、ビール500ml2本で夕食をとる。

 迷走の極みの民主党政権であるが、与党が日程を決めず、審議拒否するなどという憲政の基本すらわきまえない判断には驚いた。
 予算案と予算関連法案を分離させるという、地方議会でもやらないような最低の進め方に加え、前原誠司外相も政治資金規正法が禁止している外国人からの献金を認めるという大失態。
 自分たちで国を迷走させ、違法行為を平気で行い、新年度には「規制仕分け」という政治ショーで支持率回復をしようという計画であろうが、まともな国民にはもう通じないであろう。
 早期解散しかない。


平成23年3月3日『日本経済新聞』

予算案、3日の参院審議入り見送り
与野党協議決裂

 2011年度予算案の参院審議を巡る2日の与野党協議が決裂し、当初予定していた3日からの審議入りは見送りとなった。
 民主、自民両党の参院予算委員会の筆頭理事は2日、菅直人首相と全閣僚が出席する基本的質疑を3、4両日に開く方向で協議を続けたが、質疑時間の割り当てを巡って調整が難航。民主党が日程を確定させる理事懇談会を開かないことを自民党に通知した。
 野党側は枝野幸男官房長官が予算案と予算関連法案の採決を分離したことを「一般的」と発言したことを批判。枝野長官が2日の議運委理事会で陳謝する一幕もあった。

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2011年3月 3日 (木)

経営フォーラム21公開例会
ヨシダソース・吉田潤喜氏講演会

 緊急で依頼されたハードディスクからのデータ復旧とファイル構造の再構築で結局、徹夜となった。

Cimg1894 9時、つい「熱い納豆兄弟船」と言ってしまう鎌倉山納豆・野呂食品さんの渾身の納豆「和の心」、ゼンマイの煮物、コーンとほうれん草のバター炒めでご飯2杯の朝食をとる。
 「和の心」は、引き出された豆のうま味といい、炊き具合といい好みであった。もう少し固めであれば、酒の肴である。

 Cimg188510時、11時と事務所に来客があり、相談を受ける。
 途中、元航空自衛隊である自民党・宇都隆史参議院議員から「祈 必勝」の為書きが届いたので、選挙事務所に貼る。
 大きな筒に入れて送ってもらい、ありがたい限りである。
 次回の参議院議員選挙の際には、正面切って応援できる環境になると思われるので、この恩はしっかりと返したい。

 12時、冷やご飯を温めたのち、塩昆布、ほぐし鮭、刻んだ浜納豆、細かくした陳皮、沖縄の塩「ぬちまーす」を混ぜ込んだおにぎり3個、低脂肪乳、ピンクグレープフルーツジュースで昼食をとる。

 13時から事務所で資料調査。集めておいた資料のなかからレベルごとに情報を分けて、整理する。

 16時、17時と選挙事務所に来客があり、懇談。

Cimg1896 18時20分、柏崎商工会議所に移動し、18時30分から柏崎商工会議所青年部・経営フォーラム21公開例会「人生も商売も出る杭打たれてなんぼ!!”世界のソース王”吉田潤喜が語る『創業成功の法則』」に出席する。
 吉田潤喜氏のお名前は、シアトルでのホームステイ時やアメリカ横断を旅した20代の頃、そして自分で会社を起こしたときに知っていたので、非常に楽しみにしていた講演であった。
 経営フォーラム21・中村会長による「2年に1回の素敵なゲストを呼ぶ会」「今日は楽しい会にしたい」とのご挨拶ののち、紹介DVDからスタート。
 講師のこれまでの経歴をまとめたDVDでアメリカン・ドリームの軌跡を確認し、ご本人が登壇した。

<講師プロフィール>
 ヨシダグループ(18社)創業者・会長兼CEO。1949年12月7日、7人兄弟の末っ子として京都市で在日コリアン2世として生まれる。アメリカにあこがれ、1969年1月に単身渡米。波乱万丈のアメリカ生活の末、自家製秘伝のタレをベースにしたヨシダソースを生産販売して、4度の倒産の危機を乗り越えた末にアメリカンドリームの体現者となる。米国の中小企業局、Small Business Administration(SBA)が選ぶ全米24社の中に、FedExやインテル、AOL、ヒューレットパッカード(hp)などと並んで「殿堂入り」を果たす。2005年にはNewsweek誌(日本版)「世界で最も尊敬される日本人100」に選ばれる。2010年7月に日米の懸け橋となり活動した功績に対し「外務大臣賞」を受賞。現在、オレゴン州知事経済顧問、オレゴン州経済開発局理事に州議会で任命。また、テレビ料理番組のレギュラー出演、各地での講演から、日本国内での様々な番組出演・各メディア取材など、世界中を飛び回る日々を送っている。

Cimg1897 関西弁での軽快かつウィットが効いたジョークありで、あっという間の90分であった。
 主な内容は以下の通り。

・今日は、成功者としての話よりも4回も会社を倒産させた人間として話を聞いてほしい。
・大きな内容は3つ、エネルギーの法則、アトラクションの法則、パッションの法則。
・4回も倒産してもやってこられたのは「コンチキショウ、いまに見ておれ」のポジティブ・リベンジの発想である。
・何のための金儲けか。それは人からもらった恩を返すためである。
・人生も商売も打たれてなんぼであり、頭がボコボコになって分かることがある。
・失敗しない人は大嫌い。その人はテレビで人を叱っていた。
・夢に向かって突っ走る姿は、綺麗である。ゲームでも何でもそう。
・人生は必ず、誰かが足を引っ張る、恨む、邪魔をする。それが人生であり、当たり前。乗り越える課程で成長する。目の前のドアが閉まっても、他のドアが空いていることがある。しかし、それはなかなか見えない。
・私は姉が刺してしまった針で右目は見えない。血もでず、真ん中に針が刺さったのは、手術台でしか起こらないと言われた。その不幸があったから、アメリカで成功できた。何かがあったから、それが起こったと感じている。危ない人を見分ける目になった。
・日本を離れたのは、大学に落ちたから。それも英語が原因で一番嫌いなのも英語であった。
・アメリカには敗者復活制度がある。それが日本との差。一回、潰れた人間はパワーがある。そういった強いアメリカに憧れた。『ローハイド』も観たら、キスや抱き合うシーンに衝撃。
・母からも借金をして、アメリカに渡った。母には「金髪の女を捜して、結婚する」と言って旅立った。母からは「刑務所に入ることだけはしないでくれ」の一言。
・アメリカに着いてからは移民局に追われ、仕方なく学校に行った。
・1982年、アメリカが恐慌となり、道場の生徒は半分になった。経済的に行き詰まったときのクリスマスプレゼントのお返しに、焼き肉のたれを贈ったのがビジネスの最初。
・教えて金をもらう立場から、頭を下げて金をもらう立場になった。もう一回、人生をやれると言われてもやらないと言う。素人であり、これしかない状態であったからやっただけ。素人だからできた。
・素人が何を言うか、と言われて頭にきたときに新しい事が起こる。ナイキだって、良い靴作りたいと頭にきて、素人の陸上選手があれだけの事をやった。
・人生も商売も喧嘩であり、現実は勝ち負けがでる。日教組のような考えなら、アメリカでは自殺してしまう。
・アメリカでは、オバマ大統領をはじめ、死にものぐるい。アメリカは問題あるが、その死にものぐるいが怖い。
・2回目の倒産時に銀行にあと3万ドルを2ヶ月で返さなくてはならなくなった。節約よりは、あと1万本売らなければならないと集中した。これがパワーであり、パッション。意地でも1万本売り、社員が今まで無料配っていたサンプルを売った。これがアトラクションの法則。自分が周りの人に守られて動いている。
・物事をやりたいと思って動いたときには、60%はできている。動きはじめは自分の心、パッション。後悔は一番みじめ。終わったことはいい、と自分に言い訳をしている。
・気が狂っているほど、自分の夢に向かうことが大切。99%のパッションと100%のパッションは、0%と100%と同じ。松下幸之助もそう。
・ソースを売り始めたとき、コストコと一緒に商売をした。コストコは当時バッタ屋のようなもので、一般的に正式な商売の相手ではなかった。案の定、ソースは売れなかった。そこで、奇抜な格好、英語で対面販売を開始した。
・対面販売で学んだのは、10秒ルール。安心してもらうためには、ソースを売るのではなく、自分を売る。自分を売って、お客さんを安心させてからが商売。自分がやっている商売を信じること。
・はしたないと叱られたとき、出る杭なので、もっと激しいことをした。
・自分を売ることと見栄を捨てることができたのが成功のこつであった。見栄で全部おかしくなる。4回の倒産も見栄が原因。
・ダメになってから這い上がるときには覚えていない。上がりきると見栄がでてしまう。
・自分の夢に向かって突っ走っていると、覚えていないもの。
・静かな販売が主であるロンドンに行ったとき、大声での対面販売をやめるように言われたが、結局変えず、2日で売りきった。自分に忠実になることを学んだ。コロコロ変わってはならない。
・死にものぐるいで売りまくったところをコストコのいまの最高責任者が観ていたので、未だに選考委員会なしで世界のコストにヨシダソースを納入している。
・頭に拳銃を当て、自殺を考えたときもあった。その失敗がいま生きている。
・2回目の破産が最悪であった。明日、ダメになるというときに工場で酒を飲みまくった。その夜、自分を憎んでいるはずの妻の父(アイリッシュ。大東亜戦争で友人を亡くしている)が、会いたいと言ってきた。その時、はじめて「マイ・サン」と呼び、16万ドルの小切手であった。それはユナイテッド航空に30年勤めた義父の退職金。男泣きをした夜であった。
・その16万ドルで立ち直ったが、必ず返すと誓った。その時の返すとしたパワーが原動力。恩返しのエネルギーは凄い。
・義父がそのような事をしてくれたのは、気が狂ったように夢を追っている私を見て、動いた。人がほうってはおかない。協力してくれるようになり、成功する。それがアメリカン・ドリーム。
・10秒以内に決断、自分の心に忠実になれ。
・すべて新しいものを追うな、過去の良いものをちょっと変えるだけでも売れる。

Cimg1899 非常に面白く、多くの刺激を受けた講演であり、企画された皆さんに感謝である。
 講演会終了後に7000円でDVD販売するとのことであったので、無料で聞いたままでは悪いのと、企画者がDVDの在庫を抱えないよう、7000円の講演料を払ったと思い、購入した。

 20時40分から、弔問。

Cimg1900 22時過ぎ、 スーパーで半額になっていたドリップがでてしまっている冷凍赤身マグロをマヨネーズに漬け込んだもの、コーンとほうれん草のバター炒め、イカ塩辛、小粒納豆、ビール500ml3本で夕食をとる。
 旨味の抜けた赤身マグロであったが、マヨネーズが効いたのか、それなりの味わいとなった。

 食後から事務所にて、議会資料を作成。

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(随時更新)お知らせと今後の日程

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「かしわざきの勇気
 ~これでいいのか柏崎」

後援会資料(pdf形式)

柏崎市議会議員選挙
4月17日告示、24日投開票

ボランティア募集
ちょっとした事でもお手伝い頂ければ幸いです。
Cimg1826三井田孝欧選挙事務所
場所:柏崎市中央町3-28
   プレハブ3坪 電子メール
電話:0257-22-4552 FAX:0257-22-1311
お気軽にお立ち寄り下さい。

*選挙を経験してみたい方、いずれ選挙に出ようと思っている方、是非一緒にやりましょう。


*3月9日(水)~25日(金)まで定例議会
 国旗市旗掲揚意見書の採決は25日

  24日(木) 柏崎小学校卒業式

4月1日(金) 6時~ 小千谷準倫理法人会
   場所:小千谷市商工会議所
   経営者モーニングセミナーにて講演

4月6日(水)13時30分~第一中学校入学式


新潟市:中国総領事館問題まとめ
  → 意見交換はこちら
デモ:
3月13日(日) 11時半 集合
集合場所 新潟市石宮公園(新潟駅前)
主催「日本侵略を許さない国民の会」

講演会:3月26日(土)14時~
坂東忠信氏「中華の進出と新潟の治安」
ほんぽーと(新潟市立中央図書館)
1000円

愛書連講演会
「佐波優子が愛国者になったきっかけとは?」

3月19日(土)18時~
東京都:東京ウィメンズプラザ
会費 1000円

○田母神閣下、来柏
3月18日(金)18時~柏崎市民プラザ
「世界から見た日本の未来を考える」

保守系地方議員との懇談会などの情報については、
Mixi内コミュ「愛国心ある議員と日本を熱く語れ」

人権擁護法案外国人参政権断固反対。
「外国人参政権反対」チラシ(pdf形式)
人権問題:東トルキスタンチベットを支援しています。

Bbs  色々な議論は柏崎を真剣に考える掲示板で行なっております。
 匿名でも書き込めます。
>>柏崎市議会インターネット中継
 議場のなかで何が起こっているのか?現柏崎市政の本当の姿を是非、皆様ご自身でご確認頂ければ幸いです。
KingendaisiTV出演『日本文化チャンネル桜』他、多数 自衛隊番組『防人の道 今日の自衛隊』、『世界に開かれた日本近現代史』などの出演分はSo-TVにて、ご覧頂けます。
*「三井田」で検索。

DSC01244・旧柏崎トルコ文化村
 アタチェルク像

 柏崎市が売却した先の企業からトルコ共和国大使館に無償譲渡され、日本財団さんの援助を受け、歴史的に深い関係がある和歌山県串本町への移設。平成22年6月3日、除幕式が行われました。
た。 → 資料はこちら
*この問題解決のためにご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。

6月11日(土)柏崎JC婚活イベント

・議会内活動
平成22年第1回定例会
一般質問
平成22年第2回定例会
一般質問
平成22年第4
回定例会一般質問
平成22年第7
回定例会一般質問

インターネット中継でもご覧頂けます。

<報告作成中>インド:インパール、コヒマ慰霊2009
アップ 1/312/12/22/32/52/62/7
<未> 2/4

・内部資料のレポートを本ブログに掲載していることについて、柏崎市議会議員・中村明臣氏・入澤徳明氏より、弁護士を代理人として、削除をしなければ法的手段に訴えるとの警告が届きました。【経緯】←クリック
 これに対し、なぜそのような行為にでるのか明確なる法的根拠の説明、また書かれた政治的な内容については、代理人である弁護士と私ではなく、レポート発行代表者を含めた公開討論会で決着をつけるべきと、平成20年11月8日を回答期限として、公開質問状を送りました。【公開質問状】←クリック
 まさか2期目のぺーぺーの私からの挑戦を3期以上のベテラン議員が逃げる事とはないとは思いますが・・・・・
平成23年3月8日現在 返答なし

中越沖地震 平成19年7月16日10時13分
・「沖縄新証言の旅」、陸上自衛隊第一混成団
 平成20年1月25日~28日 報告執筆中

・台湾(議会、李登輝閣下、外交部など)
 平成20年5月25日~28日 報告執筆

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2011年3月 2日 (水)

平成23年度第2回定例会代表質問
D51-1解体・撤去の方針変えず?

 会社関係の事務仕事を行い、3時過ぎに就寝する。

 7時、起床。大粒納豆、昨日に続き山芋とろろ、真鱈の煮付けでご飯2杯の朝食をとる。

 8時過ぎから来客や電話での依頼への対応。

Cimg1889 9時から議会運営委員会に傍聴出席する。今日の議題は、議員発案の取り扱いで全会一致になるかどうかの協議と、議員定数削減による各常任委員会の数の変更をする議会委員会条例の改正である。
 議員発案は、共産党提案の高齢者・介護の意見書が一致を見ず、公明党提案の選挙ポスター自粛に関する決議も一致を見ず、また整風会で発案した議場への国旗・市旗の掲揚についても一致を見ることはなかったので、今定例会最終日に賛否を問うことになった。
 社会クラブからは、議場への国旗・市旗の掲揚について

 「今頃なんだ!とんでもない」

との意見がついた。
 議員委員会条例の改正については、現状の4つの委員会、委員数を多く確保するため3委員会でいくべきとの意見が衝突となった。
 姉妹都市である東京都東村山市は議員定数を24に減らし、4委員会で行っており、議員定数26の柏崎市議会の場合は4委員会でも十分。問題は議員の質であり、キチンと調査して、恐れず発言し、議論するか否かである。
 結果、まずは4委員会を維持することとなり、今議会最終日に議員定数削減分のみの改正案(平成23年5月1日施行)を提出することとなった。

Cimg1890 10時から本会議、各会派からの代表質問である。各会派には、会派所属議員数に比例した持ち時間配分となり、整風会は55分間。一般質問とは違い、質問時間と答弁時間を合わせての時間であるため、市長の答弁が長くなって、時間切れになるパターンもある。
 施政方針に見る市長の基本姿勢、市の原子力政策と財政確立、雇用対策の大きな3点について、一問一答で整風会代表の丸山敏彦議員から代表質問を行ってもらった。
 主な内容は以下の通り。

Q.郷土を愛し、先人が培ってきた柏崎の恩恵を大切にする。その先人からの最大の恩恵は、陸の孤島を脱出するための原子力発電所の誘致ではなかったか。原子力発電所立地の経緯について、これまで財政を支えてきた事実をふまえて市長がどのように考えているのか。
A.郷土を愛することは同感であり、次の世代を支える子供たちにとっても重要と思う。原子力発電所の誘致については、立地によって柏崎市の財政や地域経済、雇用で大きな効果があったことは紛れもない事実。その一方で安全性の確保も重要であった。原発財源のピークは平成7年度で、市の歳入の34~35%もあったが、いつまでも続くものではなかった。今後のまちづくりには、続くものではないと認識でやっていく。

Q.どのようなまちを目指すのか、平成22年度の施政方針には3点が挙げられていたが、今年度がその方針がなかった。
A.昨年はその前の市長選挙での約束をふまえて、反映した。毎年同じことを書くのも何なので、最初の施政方針で書いた。

Q.原子力発電所関連は「生活と安全」という意味合いで施政方針で語られている。本来は産業振興と雇用に活用することとして、原子力政策に取り組むべきではないか。
A.原子力発電所の問題は安全性、地域の雇用・財政の2面がある。本来であれば、その2面で施政方針において述べるべきであったかと思う。原子力発電所との共生はあくまで安全性であり、市民が望んでいるのは安全性ということで、このような記載となった。

Q.市長が原子力発電所を見る目が冷たいように感じる。財政や雇用の面で非常に重要な存在ではないか。昨年10月18日に要望書というかたちで、新潟県の技術委員会に申し入れをしたが、その内容は原発反対派の主張そのままであった(三井田一般質問:平成22年度第7回定例会)。本当に共生を考えているのか。
A.共生を考え、国への協力、財政への寄与をふまえている。昨年の申し入れは、原発反対派の内容をそのまま書いたわけではない。

Q.原子力発電所全号機立ち上げてからプルサーマルの議論になると、昨年の代表質問で市長は答えたが、その意気込みはどうなのか。
A.順調に安全性を確認しながら作業が進んでいると評価している。

Q.駅前公園のD51-1について、予算説明では解体・撤去とあったが、そもそもの理由は何なのか。
A.昨年10月にアスベストが含まれていたため、その撤去を行った。緊急的な措置であったが、損傷・劣化が著しいので、保存は極めて困難と判断した。解体・撤去を行わざるを得ない。

Q.D51-1設置の経緯を理解しているのか。先人への感謝と書いた施政方針と異なる。きちんと検討したのか。
A.経緯をふまえて、気持ちとしては同じだが、検討結果では、解体・撤去となった。JRの車両製作・メンテナンスを作っている業者への修復費用の見積もりでは、修復不可能という回答であった。継続展示については、アスベスト撤去が必要となり、そのアスベストを含む部材の撤去となるので、調達が難しい。3億~4億円かかるという事例もある。最初の頃から、覆いをかけるような事をしていれば良かった。復元は不可能であり、復元の時期を失している。

→ 市長の答弁は、静体保存のなかでも車両内に一般見学者を入れるのか、ある程度隔離した展示なのかを混同しており、また修復についても復元の定義があいまいな答弁である。本来であれば、こういったときにこそ、政治力を発揮しての国へ支援を申し出、地元工業界の力を借りて、修復し、保存すべきであろう。それが「ピンチをチャンスに変える」ことであり、「さすが柏崎!」と言われるまちになる良い取り組みである。

Cimg1891 12時、休憩となったので、一旦、事務所に戻り、午後から必要な書類を集める。
 資料をもってきてから、会派室で「割烹おくい」(電話:0257-24-6486)の弁当で昼食をとりつつ、午前中の会田市長の答弁に対し、今後どのように対応するかを話し合う。

 13時から代表質問が再開し、14時35分から15分間の休憩。

 国旗に反対していながら柔道部を中学校に、という訳の分からない某会派の代表質問が終わり、15時30分から先に説明された新年度予算関係の質疑応答が行われた。
 何点か疑問点があったので、以下のようなやりとりをした。

Q.これまでBDF事業効果について多くの質疑を行ってきたが、今年度はどういった事業展開を考えているのか。
A.23年度はB5軽油が2月から粗大ごみ収集車に使用している。その継続に力を注ぎたい。

Q.米山地区の表示見直しについて、領土問題みたいなものではないが、頂上などは柿崎側が米山についての表記をしている。柏崎としては「米山」の標記をどのように考えているのか。
*米山頂上付近でも柏崎としての表示をすべきの陳情や意見もこれまででている。
A.共同管理であるものの、山頂の敷地自体は上越市の持ちものであり、今後の検討となる。今回の事業は周辺の土地の案内を行う。

Q.駅前公園のD51-1撤去費用はどれくらいを見込んでいるのか。また、同じ駅前公園には柴野安三郎氏から1000万円の寄贈を受け、市内の絵本作家・曽田文子氏デザインの滑り台があるが、使用中止のままで撤去するのか。
A.撤去費用は1350万円を見込んでいる。滑り台については、更新を考えている。

Q.更新というのは、入れ替えるということか。
A.防災公園を勘案して、新しいものに入れ替えを行う。

Q.小学校社会化副読本改訂編集作業についての内容はどのようなものか。
A.小学校3年生、4年生用の「わたしたちの柏崎」を改訂するためのもので、中越沖地震で変わったまちなみの写真などを入れ替えたい。

Q.実作業には、郷土史家など民間の力を使うのか。より良いものを作ってもらいたい。
A.現職の社会科の教師に加え、学術経験者、元教員にも協力してもらい改訂作業を行う。

Q.柏崎市立博物館を12月1日から翌年3月31日まで閉館するというが、文化都市・柏崎としてはいかがなものかと思う。市長、そして教育の観点から教育長にも考えを聞きたい。ふるさと人物館も冬季閉鎖とあるが、同様の理由でそれでいいのか。
A.一般質問で(他の議員から)通告がでているので、詳しくはその場でやりたい。博物館がスタートして20年になり成果もあるが、博物館のあり方を検証する必要があると考え、その期間だと捉えている。

 最後に荒浜漁港を浚渫するための債務負担行為の設定(新年度以降で金額補正)を承認し、16時10分に本会議が終了。その後、会派室で資料整理を行う。

 Cimg189218時、20代の2名を含め、4人名で「麺の家 渚」に行き、「ビッグウェーブつけめん 780円」を大盛りにしてもらい、またサービスの味玉を付けてもらって夕食をとる。
 寒い日なので、温かいラーメンでも良かったが、気分はつけ麺であった。

 選挙事務所に戻ったところ、19時過ぎ、20時と来客。世間話に加え、選挙に関しても手伝ってもらえることになり、嬉しい限り。

 22時過ぎから依頼された作業や資料作成などを行う。

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2011年3月 1日 (火)

衆院区割り見直し難航

 3時、就寝。

 7時、起床。大粒納豆、山芋とろろ、目玉焼きでご飯2杯の朝食をとる。

Cimg1887 9時から12時過ぎまで市内まわり。
 途中、資料をとりに選挙事務所に戻ったところで、自民党・中原八一参議院議員から頂戴した「祈 必勝」の為書きを選挙事務所に貼る。
 多少の漢字の間違いはご愛嬌。
 一緒にいた某氏からは、中原八一参議院議員が当選した昨年の参議院議員選挙の際の猛暑と、今のこの寒さの温度差に驚くといった話がでた。この温度差があるからこそ、豊かな自然が作られるのであろうが、確かにあの猛暑とこの寒さの落差は凄い。

 13時、一旦、自宅に戻り、冷やご飯、小粒納豆のうえに真鱈の粕汁をぶっかけたもの2杯で昼食をとる。

 食後から15時過ぎまで市内某所での打ち合わせ。

 16時、18時と選挙事務所に来客があり、市政に関するご意見を頂戴する。

Cimg1888 21時30分、スーパーで安売りされていたアメリカ産豚ロースで作ったトンカツ、大根とツナ缶、干し納豆で作った大根の煮物、ビール500ml2本で夕食をとる。
 ソースは好物のオリバー「どろソース」が切れていたので、一般的なとんかつソースをかけた。トンカツはやはり揚げたてに限る。

 22時からネット上での会議。

 今日を市内の色々な方とお話している際に、衆議院議員選挙の新潟県2区、行政区でいえば、我が柏崎市を含む

新潟市
・西蒲区
・南区(旧・味方村、旧・月潟村域)
・西区(旧・巻町域(四ツ郷屋))
柏崎市
燕市
佐渡市
長岡市
(旧・越路町、旧・三島町、旧・与板町、
    旧・寺泊町、旧・和島村、旧・小国町域)
西蒲原郡 弥彦村
三島郡 出雲崎町
刈羽郡 刈羽村

の今後の国政選挙はどうなるのか、との話題になった。
 現職は、民主党・鷲尾英一郎衆議院議員であり、自民党側は公募するかどうかも決まっていない。
 国勢調査の速報値による区割り見直し作業も本日から始まっているため、各党の候補者選びとともに今後の動向が注目される。


平成23年2月26日『読売新聞』

衆院区割り見直し難航
市町村合併や格差判決で

 2010年国勢調査速報値に基づき、議員1人当たりの人口格差(1票の格差)を原則、2倍未満に縮小するための衆院小選挙区の区割り見直し作業が3月1日からスタートする。
 都道府県の定数是正は「4増4減」で、前回2001年見直し時の「5増5減」とほぼ同規模だが、「平成の大合併」で選挙区の異なる市町村が相次いで合併したため、衆院選挙区画定審議会(会長・村松岐夫京大名誉教授)による見直し作業は難航必至だ。1票の格差を巡る最高裁判決が見直し作業に影響を及ぼすとの見方も出ている。
 都道府県の小選挙区の定数は、まず各都道府県に1ずつ割り振り、残り253を最新の国勢調査の都道府県別人口に比例して配分する。その結果、今回は東京で2増、神奈川、愛知で1増、大阪、徳島、高知、鹿児島で各1減が必要とされた。
 同審議会設置法は、1票の格差が「2倍以上にならないように」と定めており、今回は2倍以上の選挙区を抱える19都道府県を中心に見直し作業が進む見通しだ。前回は計68小選挙区で区割り変更が行われた。
 しかし、今回は「平成の大合併」後、初の区割り見直しで、複数の選挙区にまたがる市区町村は、35都県の92市区町にのぼった。
 一方、小選挙区で人口が最多だった千葉4区(60万9081人・船橋市)は、「1市1選挙区」であるため、分割による人口減が難しいという事情を抱える。見直し作業では、行政区画を分断せざるを得ないケースが相次ぐとの見方もあり、有権者が納得できる区割り変更の基準を区割り審が示すことができるかが焦点だ。
 1票の格差が最大2・30倍だった09年衆院選の選挙無効(やり直し)を求めた訴訟の行方も、見直し作業に作用するとみられている。
 高裁では違憲、または違憲状態とする判決が相次ぎ、全都道府県にまず1議席を配分する、現行の「1人別枠方式」を格差の要因と指摘する例も目立ったためだ。今春も予想される最高裁判決で、「違憲」などの判断が下された場合、「区割り審の審議続行や、見直し案勧告が難しくなる事態もあり得る」(政府関係者)との指摘もある。

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