キム・ヨナはわき役？　ジャパンタイムズの記事に反発＝韓国

　韓国メディアは9日付のジャパンタイムズの記事を引用し、「日本のメディアがキム・ヨナを蔑視（べっし）する報道をした」、「ヨナが真央の脇役と妄言」などと相次いで報道。同国で波紋が広がり始めた。

　ジャパンタイムズは記事で「Kim‘s　return　will　only　thicken　the　plot」とし、世界選手権優勝の最有力候補として安藤美姫選手を挙げ、ディフェンディングチャンピオンの浅田真央選手とシニアの世界選手権初出場の新鋭村上佳菜子選手が「ショーの中心になる」と報道。

　韓国メディアは「1年ぶりに復帰するキム・ヨナが事実上ショーの脇役に過ぎないと報道」、「キム・ヨナは、日本人選手を輝かせるためのわき役という意味で、アリッサー・シズニーと同様『メダルの挑戦者』にすぎないと紹介した」などと伝えた。

　韓国では2010年バンクーバーオリンピックで優勝し、3月のトリノ世界選手権以来、1年ぶりに大会に復帰するキム選手への期待が高い。東京世界選手権の見どころは「キム・ヨナの復帰」、「浅田真央との対決」とみているだけに、ジャパンタイムズの記事に大きく反応、複数のメディアが相次いで同話題を取り上げた。

　中には「ヨナが真央の脇役？」との刺激的な見出しもみられ、メディアは「キム・ヨナに対する荒唐無稽（こうとうむけい）なけん制」、「悪意的な報道でキム・ヨナを蔑視し、論争になる見込みだ」などと反発を強めた。（編集担当：金志秀）

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