規制仕分け マンション投資悪質勧誘について「法改正も含めた規制強化を行う」との判定
政府の行政刷新会議が国による規制の問題点を検証する「規制仕分け」2日目の7日、マンション投資への悪質な勧誘について、「法改正も含めた規制強化を行う」との判定が下された。
ロックンローラー・内田裕也さん(71)は、「第1弾の熱気はなかったけども、蓮舫ちゃんもいないしな」と話した。
仕分けウオッチャー・内田裕也さんも嘆く熱気のなさ。
ガラガラの会場で行われた民主党政権の象徴「仕分け」で、今回は財源の無駄ではなく、焦点は、さまざまな規制の問題点だった。
仕分け人が「なぜ、事実関係の特定が困難な状況が起こっていると?」と質問すると、津川国交政務官は「匿名で相談される方が多いと」と答えた。
さらに、仕分け人が「そうすると、あくまでも相談者側の問題というご認識?」と述べた。
マンション投資の勧誘をめぐるトラブルが相次ぐ中、悪質な勧誘の規制を強化すべきか仕分けを受ける津川政務官は以前、「必殺仕分け人」の側だった。
マンション投資の勧誘について、仕分け人が「電話勧誘のケースでは、取引主任者証の提示ができない。その場合はどうされているんですか」と質問すると、津川政務官は無言だった。
結局、「法改正も含めた規制強化を行う」との判定が下された。
政権浮揚に少しでも仕分け効果を期待したい菅政権だが、今回は、仕分け人すら眠そうにする場面もあった。
偶然、近くを通りかかったという東国原前宮崎県知事は、「(規制仕分けを見て)そんな議論は、自治体では日常茶飯事でやっていると。レンちゃんも...蓮舫大臣も大変ですよね」と述べた。
(03/07 19:53)