与謝野馨経済財政担当相は8日の参院予算委員会で、次期衆院選について「私は無計画な男で将来のことまで考えて行動しているわけではない。6月に税と社会保障の一体改革案をつくるまでしか人生計画は立っていない」と言及を避けた。
与謝野氏と海江田万里経済産業相は09年衆院選でともに東京1区から出馬し、海江田氏が当選。与謝野氏は自民党で比例復活当選し、その後、結党したたちあがれ日本を離党して菅内閣に入閣した経緯がある。これに関連して自民党の片山さつき氏が「民主党の単独比例を打診されたら受けるか」と質問した。
菅直人首相は「(衆院選は)小選挙区と比例代表の制度も併存しているので、それぞれの戦い方がある」と指摘しながらも、「今この段階で申し上げることではない」と述べるにとどめた。【中山裕司】
毎日新聞 2011年3月8日 20時04分(最終更新 3月8日 20時11分)