国会 野党側、細川厚労相の責任追及の動き強める 一気に菅政権を追い込む戦略
国会では、野党が細川厚生労働相の責任追及の動きを強めている。
野党は、前原前外相に続き、細川厚労相に焦点を定め、辞任ドミノで一気に菅政権を追い込む戦略に出ている。
共産党の高橋議員は9日午前9時すぎ、「違法であるとまで指摘されていて、厚労省の責任だとも言っていないし、どういうことなのか」と述べた。
細川厚生相は「いろいろと混乱を生じたことについては、大変申し訳なかったと思っております」と述べた。
専業主婦らの年金救済策をめぐって、野党は、細川厚労相が、実施後まで救済策の課長通知を知らなかったことなどを問題視し、責任追及の姿勢を強めている。
自民党は、当面は問責決議案を提出せず、国会審議を通じて、政権のずさんな対応をあぶり出す構え。
一方、民主党は、子ども手当法案について、今の法律の効力を6カ月間延長する「つなぎ法案」を議員立法で提出する方針を固めた。
また、税制改正法案についても、一部を切り離し、つなぎ法案で切り抜ける戦略を描いている。
しかし、自民党などは、子ども手当法案そのものに反対の姿勢を崩しておらず、審議は難航が予想される。
(03/09 12:49)