日本新外相は伊藤博文の玄孫、政策方向に注目
松本外相=(共同=聯合ニュース)【ソウル9日聯合ニュース】日本の新外相に松本剛明外務副大臣が起用されることが決まった。知韓派として知られる前原誠司氏が、在日外国人から政治献金を受け取った問題で外相を辞任。その後任となる松本氏の人物に、外交筋の注目が集まっている。
日本は民主党政権発足以来、韓日関係重視の基調を維持しており、大きな変化はないとの見方が支配的だ。松本氏は昨年9月に外務副大臣に就任し、前原氏とともに外交業務に携わってきており、政策の連続性を推し量ることができる。
外交筋は9日、「松本氏は韓日関係を重視していると承知している。両国関係は特定の人物により変わることがないほど堅固なものだ」と述べ、今回の外相交代は韓日関係に大きな問題とはならないと強調した。
ただ、松本氏はこれまで韓日関係に深く関与してきていない。政治的方向性も明確になっておらず、予測はできないとの意見も出ている。韓国では、松本氏が初代韓国統監、伊藤博文の玄孫(やしゃご)に当たり、伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)の遺骨に関する資料を韓国に提供する考えを衆議院運営委員長時代に示したことが知られている程度だ。
松本氏が進める外交政策の方向は、京都で19日に開催される韓日中外相会談から具体的にみえてくることになりそうだ。また、今月末から来月初めには日本の中学校教科書検定結果発表と教科書採択がある。内容によっては独島(日本名:竹島)領有権論争など韓日間の冷え込みが予想され、松本氏がどう対処するかも注目される。
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