政治

　民主党の安住淳国対委員長は９日昼、自民党の逢沢一郎国対委員長と国会内で会談し、子ども手当法案と税制改正法案の３月末の期限切れを回避するため、１０年度と同じ措置を延長する「つなぎ法案」を提出する方針を伝え、協力を求めた。１０日の与野党国対委員長会談で正式に提示する。

　安住氏が示した法案の原案は、子ども手当法案の延長期間を６カ月、税制改正法案は３カ月とする内容。子ども手当法案に盛り込んだ２歳以下の７０００円増額は見送られる。

　逢沢氏は会談後、期限切れが迫る租税特別措置の延長には理解を示したが、子ども手当の延長は「（制度そのものに）反対なので応じられない」と語った。【横田愛】