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安住氏 つなぎ法案提出の考え

3月9日 15時17分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党の安住国会対策委員長は、自民党の逢沢国会対策委員長と会談し、税制関連法案のうち、今月末で税の軽減措置が切れるものなどについては、今の法律の効力を延ばす、いわゆる「つなぎ法案」を提出する考えを伝え、協力を求めました。

この中で、民主党の安住国会対策委員長は、平成23年度の予算関連法案のうち、今月中に成立しなければ税の軽減措置が切れるものなどについて、「国民生活を混乱させてはならない」として、今の法律の効力を3か月延ばす、いわゆる「つなぎ法案」を提出する考えを伝え、協力を要請しました。これに対し、自民党の逢沢国会対策委員長は、「検討する余地はある」としながらも、「予算案は参議院に送られたが、関連法案の審議はほとんど進んでおらず、国民に心配をかけた与党の責任は重い。こうした対応は、抜本的な解決策とは言えず、問題の先送りに過ぎない」と述べ、民主党の対応を批判しました。また、安住氏は、子ども手当法案の取り扱いについても、「今提出している法案の成立の見込みがないので、現在、行っている子ども手当を延長したい」と述べ、今の法律の効力を半年間延ばす、「つなぎ法案」を提出する考えを伝えました。これに対し、逢沢氏は、「子ども手当には、そもそも反対なので、つなぎ法案にも賛成できない」と応じました。安住氏は、10日、与野党の国会対策委員長会談を開き、こうした方針を正式に伝え、協力を呼びかけることにしています。