民主党、子ども手当の内容を暫定的に延長する「つなぎ法案」提出へ 野党に協力要請
2011年度予算関連法案の成立のめどが立たない中、民主党は9日、現行の子ども手当の内容を暫定的に延長する「つなぎ法案」を、近く国会に提出する方針を野党側に伝え、協力を要請した。
菅首相は「国民の生活に混乱を与えないように、できるだけ多くの党に理解をしていただきたいと、こう願っています」と述べた。
子ども手当法案をめぐっては、衆参のねじれ国会のもと、野党の反対で成立のめどが立っていない。
このため民主党は、野党側に対し、中学卒業までの子どもに、一律、月額1万3,000円を支給する今の法律の効力を6カ月間延長する「つなぎ法案」を、3月下旬に議員立法として提出する方針を伝えた。
これに対し、自民・公明両党は反対する姿勢を示しているが、共産・社民両党は前向きに対応する考えを示している。
また民主党は、予算関連の税制改正法案のうち、3月末で期限が切れる租税特別措置についても、3カ月間延長する「つなぎ法案」を提出する考えを伝えた。
これについては、公明・社民両党が賛成する意向を示している。
民主党は、10日の与野党国対委員長会談で正式に提案し、協力を呼びかけることにしている。
(03/10 06:06)