与野党国対委員長会談 民主党、「つなぎ法案」を議員立法で提出する方針を正式提案
子ども手当法案など予算関連法案の年度内成立のめどが立たない中、民主党は10日、与野党の国会対策委員長会談で、今の法律を一定期間延長するいわゆる「つなぎ法案」を、議員立法として提出する方針を野党側に正式に提案し、協力を要請した。
民主党の安住国対委員長は、「延長法案を来週早々に出させてほしいとお願い申し上げました」と述べた。
自民党の逢沢国対委員長は、「子ども手当について現行法、ただ単に6カ月延長する。まったく意味のないこと。議論するまでもなく、反対ということは当然のことです」と語った。
民主党はつなぎ法案として、中学卒業までの子どもに月額1万3,000円を支給する今の子ども手当法案の効力を6カ月間延長する法案と、税制改正法案のうち3月末で期限が切れる税負担の減免措置について、3カ月間延長する法案を議員立法として提出する方針。
民主党の安住国対委員長は10日、国会内で行われた与野党の国対委員長会談で、こうした方針を野党側に正式に提案し、協力を要請した。
これに対し、自民・公明両党などは「国政の重要事項だ」として、幹事長会談での正式提案を求め、安住国対委員長は「持ち帰って検討する」と述べるにとどめた。
子ども手当に関しては、自民・公明両党などは反対する方針で、民主党は共産党や社民党に協力を呼びかけている。
(03/10 21:16)