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2011年3月10日(木) 19:20 |
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玉野市民病院の改善計画案まとまる
経営破たんが危惧されている玉野市民病院の経営改善計画案が、まとまりました。 計画では、医師の確保や病床の利用率向上を図ることで収益を上げ、再来年度までに単年度黒字を計上するとしています。
玉野市が、医療関係者や市民らで作る「市民病院改革検討委員会」に報告したものです。 玉野市民病院は、慢性的な医師不足に伴い、患者数が減少するなどして赤字運営となり、現在、累積赤字が25億円に上っています。 経営改善計画案は、去年12月の検討委員会の提言をもとに玉野市がまとめたもので、主なものでは、現在常勤で13人しかいない医師を今後半年に1人を目標に増員する、また空き病床を有効利用し、入院日数90日以内の中長期入院患者の受け入れ態勢を構築するなどして「医業収益」を上げるとしています。 玉野市は計画の実施により、再来年度には単年度での黒字化が可能としていますが、検討委員会からは「実行のためには腰を据えた本気の取り組みが必要」との指摘が相次ぎました。 検討委員会は、改善計画の実施状況を来年にも検証したいとしています。 玉野市は経営改善計画案を11日の市議会で報告し、4月から実施する方針です。
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