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2011年3月10日(木) 19:20 |
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JFEケミカルでも25年間測定せず
倉敷市のJX日鉱日石エネルギーの工場が、「ばいじん」排出量を測定せず、嘘の数値を行政に報告していたことが先月発覚しましたが、JFEケミカル西日本製造所倉敷工場でも、25年にわたり嘘の「ばいじん」数値を報告していたことが分かりました。
JEFケミカル西日本製造所によると、倉敷工場にある19基のばい煙発生施設で、大気汚染防止法で定められた排出ガス中のばいじん濃度の測定を行わないまま、嘘の数値を行政に報告していたということです。 社内の調査では、嘘の報告は1985年頃から約25年間に渡り、現場の担当者レベルで慣例化していたということです。 先月、倉敷市のJX日鉱日石エネルギーの石油精製工場が、嘘の「ばいじん」排出量を報告していたことが発覚したことを受け、社内調査を行った結果、今回の事態が明らかになったということです。 JFEケミカル西日本製造所は、10日岡山県庁を訪れ、県の担当者に再発防止に全力を尽くしたいとした上で、事態の発覚後に行った測定では、ばいじん濃度は基準値の範囲内であったと報告しました。 県は立ち入り検査も含め、現在対応を検討しています。
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