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元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏(53)が今月下旬に沖縄・尖閣諸島の上陸を計画していることが10日、関係者への取材で分かった。尖閣諸島は政府が上陸を禁止しており、軽犯罪法違反に問われる可能性もあるが、強行する構え。この日、民主党の土肥隆一衆院議員(72)が「竹島署名問題」で衆院政治倫理審査会会長を辞任するなど領土問題に関心が集まるなか、大仁田氏の行動が再び物議を醸しそうだ。
親しい関係者によると、大仁田氏は複数の知人とともに、今月下旬に石垣島から漁船で尖閣諸島に向かう計画を立てている。上陸後には、「日本固有の領土であることを示すような行動をしたい」などと意欲を語っているという。
大仁田氏は、昨年9月に発生した尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での政府の対応に不満を募らせていた。竹島の領有権主張中止を日本政府に求めた共同宣言文に署名した土肥氏の行動についても「どこまで民主党政権はだらしがないのか」と憤慨しているという。民主党政府の“弱腰対応”に一石投じる狙いもあるとみられる。
魚釣島など尖閣諸島について日本政府は「歴史的にも国際法上もわが国固有の領土」としているが、中国も領有権を主張。最近は、中国の監視船が頻繁に姿を現すなど緊張状態が続いている。日本政府は土地の大部分を所有者から借りあげ、上陸を禁止している。
大仁田氏が上陸を強行した場合、第11管区海上保安本部(那覇市)や沖縄県警から、禁じられた場所に入った軽犯罪法違反などの疑いで事情聴取を受ける可能性もある。日中間で国際問題に発展する可能性もあるが、関係者は「上陸の意志は固い」と話した。
大仁田氏はプロレスラーとして活躍し、01年の参院選で自民党の比例で初当選。小泉チルドレンの1人として、パフォーマンスなどが注目された。07年7月の参院選には立候補せず、政界引退を宣言。09年10月には地元の長崎県知事選に出馬し、落選している。その後は、農業やアジア諸国の研究を進めていたという。
大仁田氏は取材に「今は何も言えない。答えられません」と話した。
◆尖閣諸島に上陸した主な事例
▼96年7月14日 日本の政治結社が尖閣諸島の北小島に灯台を設置。
▼97年5月6日 新進党(当時)の西村真悟衆院議員らが上陸。
▼03年8月25日 都内の政治団体が上陸。
▼10年12月10日 石垣市議2人が上陸。住居跡に残る石垣などかつて日本人が住んでいた痕跡を撮影。
(2011年3月11日06時01分 スポーツ報知)
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