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【芸能・社会】

博多駅で父から息子へリレー 一番列車みずほの車掌

2011年3月11日 01時47分

 山陽・九州新幹線の一番列車みずほ601号に乗務するJR西日本の車掌関義彦さん

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 12日に直通運転が始まる山陽・九州新幹線で、新大阪発鹿児島中央行きの一番列車みずほ601号に乗務するJR西日本の車掌関義彦さん(54)が、JR九州の車掌で長男の哲平さん(25)に博多駅で車掌業務をバトンタッチする。JR西が10日、明らかにした。

 関さんは「いつか親子で乗り継げればと思っていたが、こんなに早く実現して感無量」と話している。

 関さんは福岡市在住で博多新幹線列車区に所属。新幹線の車掌一筋で、2008年11月に引退した0系の最終列車にも乗務した。直通新幹線について「鹿児島まで1本でつながるのはすごい」。乗客の質問に速やかに答えられるよう、半年前から九州沿線の観光地の勉強をしているという。

 父の背中を見て育った哲平さんは地元のJR九州に就職。在来線の車掌をしていたが、九州新幹線の乗務員募集に手を挙げた。一番列車への大抜てきに「努力して車掌になったかいがあった」と喜んでいる。

 12日の博多駅の停車時間はわずか2分。関さんは「時間に余裕があれば、息子に『頑張れよ。無事故で行ってこい』と声をかけ、握手したい」と話している。

(共同)
 

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