橋本大地　笑顔の高校卒業式　「修学旅行楽しかった」

　プロレス一本で生きていきます！　故橋本真也さん（享年４０）の長男で、ゼロワンからプロレスデビューした橋本大地（１８）が１０日、横浜市内で行われた日々輝学園高の卒業式に出席した。笑顔で卒業証書を受け取った大地は「修学旅行とか体験学習とか楽しかったです」と高校生活を振り返った。

　プロレスラーになるため、これまで勉強と練習を両立してきた。ただ、現実は厳しかったようだ。楽しみにしていた３年時のスポーツ大会はデビュー前の公開練習と重なり、出席できなかった。大地は「なかなか学校に行けないことも…」と苦しい時期があったことを明かした。

　保護者席で卒業式を見守った母のかずみさん（４４）は「卒業させてもらってホッとしました。これからはプロとして生きていくことになる」と猛ゲキ。先輩レスラーの崔領二（３０）は「これで本当のレスラーになった。アイツならやれると思う」と太鼓判を押した。

　卒業文集には「プロレスラーになる」と記した。目標はデビューすることではない。偉大な父のように夢と感動を与えるプロレスラーになることだ。「２１日に向けて頑張ります」。デビュー２戦目（２１日、東京・両国国技館）は、全日本社長の武藤敬司（４８）とのシングルマッチ。父の盟友を相手に初勝利を目指す。　（森合正範）