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【大相撲】

横審 調査打ち切り求める 夏場所開催へ 18日結論

2011年3月11日 紙面から

横綱審議委員会臨時会合を終え会見する鶴田委員長(左)と日本相撲協会の二所ノ関理事=両国国技館で

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 日本相撲協会は10日に臨時横綱審議委員会を開き、特別調査委員会による調査を18日に終了する可能性を村山弘義副理事長が示唆。夏場所開催へ大きく動きだした。横審の中では出席した10人の全委員が夏場所開催を強い口調で訴え、調査が長引く可能性が出てきた場合でも、鶴田委員長は「打ち切った方が良いと思うけどね。個人的には」と調査の強制終了を促した。

 夏場所開催に早ければ18日にもゴーサインが出る。横審で村山弘義副理事長が、「18日に結論的なものが出ると期待している」と“うっかり”発言。これまで決して言及してこなかった調査終了のめどを明らかにしたことで、暗雲が立ち込めていた夏場所開催が一気に現実味を帯びてきた。

 八百長問題を調査している特別調査委員会は11日と18日に会合を予定している。村山副理事長は調査委のオブザーバーであり、再発防止策を練る新生委員会の座長を務める。それだけに、同副理事長の発言には重みがある。

 横審の鶴田委員長も「18日に調査委があってね、村山さんが『もう調査委というのは18日で終わるかもしれない』ということも言っていた」と認識している。

 18日に調査が終了すればその後に対象力士を処分し、新生委員会で再発防止策を検討する。夏場所前売り開始のタイムリミットとされる4月9日に間に合うことになる。

 ただ、調査委はこの日も東京都内のホテルで調査を続行。幕内猛虎浪、幕内蒼国来ら当初の14人以外に調査委の伊藤滋座長が「グレーがいっぱいいる」とした力士らが聴取を受けた。

 関係者によれば14人以外に「16人」が調査対象となっていて、その中には数人の親方も含まれているという。今後も調査が続く可能性もなくはないが、鶴田委員長は「これはエンドレス。エンドレスな問題に関わると前に進めない。本人がノーと言っている人は永遠にノーだろう。ここで幕を引くしかないじゃないか」と、強引な幕引きが必要であることを強調していた。

 

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