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最新号:2011年3月11日号
2011年3月11日号
草の根レベルで日韓交流を図る川崎市日韓親善協会(斎藤文夫会長)の新年会が先月19日、川崎区小川町のさいか屋川崎店内にある中華料理店で行われた。
同協会は1977(昭和52)年設立。1996(平成8)年の川崎市と韓国富川(プチョン)市の友好都市締結の橋渡し役となったほか、サッカー、ゴルフなどのスポーツ交流や家庭料理教室の開催を通じて両国の親睦を深めている。
挨拶に立った斎藤会長は「(川崎市日韓親善協会は)関東地方では最初に設立された団体でこれまで様々な交流を重ねてきた」と強調。その上で市議会における超党派の日韓議員連盟がないことを指摘し、「ぜひとも友好議員連盟をつくっていただきたい」と述べた。
一方、駐横浜大韓民国総領事館総領事の金演権(キムヨンゴン)氏は1月に行われたサッカー・アジア杯で活躍した李忠成選手の話題に触れ「韓国の国民にとっても感慨深い大会だった。彼は日本に帰化したが、彼の力を取り入れて勝利した。政治の世界でも在日韓国人の力をぜひとも取り入れてもらいたい」と、外国人地方参政権の付与を求めていた。
集まりには在日本大韓民国民団川崎支部長の李成坤氏のほか、国会、県会、市会議員らが出席。会場は和やかな雰囲気に包まれた。