自信持てば大丈夫…真央に聞く

　◆フィギュアスケート　全日本選手権最終日（２６日、長野市ビッグハット）　女子フリーを行い、ＳＰ首位の浅田真央（２０）＝中京大＝はトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）が回転不足と判定されたものの、今季自己最高の合計１９３・６９点で２位に入った。５連覇は逃したが復活の兆しを見せ、来年３月２１日開幕の世界選手権（東京）代表に決定。ライバル金妍児（２０）＝韓国＝に勝ち完全復活を目指す。ＳＰ２位の安藤美姫（２３）＝トヨタ自動車＝が逆転で６年ぶり３度目の優勝を飾った。

　―率直な心境は。
  「無事に滑れてよかったという気持ち。たくさん練習してきたので、いけるという確信があった」

　―コーチからの助言は。
  「やることは全部やってきた。自信を持って、と言われました」

　―３回転半は２回の予定を１回にした。
  「試合直前に先生と話して体力がなくなるので回避することにしました」

　―３回転半の調子は。
  「こっちに来てキレが出てきた。まだ１００％でないが、この試合で跳んだキレの良さと回転を持って跳べればいい」

　―苦しい時期を支えたものは。
  「信夫先生や久美子先生に毎日しっかり練習を見てもらった。小塚選手と一緒に練習して、いい刺激を受けます」

　―１年を振り返って。
  「五輪があった年の最後に自分の力を発揮することができてうれしい。今までやってきたことの自信を持って試合に臨めば問題ないと思った」