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小沢氏「解散の可能性高い」 政界再編主導に意欲

2011年3月11日5時3分

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写真:北辰会の会合に出席した民主党・小沢一郎元代表(右)=10日午前10時40分、東京・永田町、飯塚悟撮影拡大北辰会の会合に出席した民主党・小沢一郎元代表(右)=10日午前10時40分、東京・永田町、飯塚悟撮影

 民主党の小沢一郎元代表は10日、衆院当選1回の直系議員約50人でつくる「北辰会」が国会内で開いた非公開の会合で講演し、「選挙の洗礼を乗り越えた後、日本丸をしっかりかじ取りできる政権をつくる」と述べ、衆院解散後の政界再編を主導する意欲を示した。

 出席者によると、小沢氏は菅政権について「なかなか常識的な論理が通じない」と批判。「普通ならば選挙なんかあり得ないが、解散の可能性は高い」と指摘した。

 さらに「私は今、北海道1区から沖縄4区まで毎日時間を取って点検をしている」と全300小選挙区の情勢を分析していることを明らかにし、「新党」で選挙に臨む選択肢も検討していることを示唆。「心ある同志の皆さんは、自分が生き残ることが国益になるという認識を持ってほしい」と語った。

 総選挙後の政権のあり方にも言及。「しっかりした政権を早く打ち立てるためどうしたらいいか一緒に考え、切り抜けていきたい」と政界再編や大連立を視野に入れて結束していくことを求めた。

 小沢氏は党員資格停止処分を受け、首相が退陣しても代表選に立候補できない。次の総選挙で民主党公認を得られない可能性もある。衆院解散後の政界再編を選択肢として示すことでグループの結束維持を狙ったものとみられる。

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