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[政治]ニュース
日本政府の及び腰姿勢、つけ込む隙与える 土肥氏竹島署名問題
2011.3.11 00:29
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公明党の山口那津男代表も党の会合で「首相のおひざ元の議員が国の方針に反する行動をしており、菅政権が足元から崩れている」と語った。
土肥氏の言動の背景には主権に対し確固たる姿勢を示せない民主党政権の土壌もありそうだ。4日の参院予算委員会では政府の煮え切らない答弁が続いた。
自民党の山本一太参院政審会長は竹島の実態を「不法占拠」と表現するかどうか、前原誠司外相(当時)らに何度も見解を求めた。だが前原氏と枝野幸男官房長官は「法的根拠のない形で支配されている」と計15回、首相も「外相の申し上げた通りだ」との答弁を5回繰り返し、かたくなに不法占拠の表現を避けた。
枝野氏は「法的根拠のない形で支配」との表現が、国会答弁での一貫した公式見解だとも強調した。だが、三井弁雄国土交通副大臣は昨年10月26日の衆院国交委員会で「竹島は昭和29年以降、韓国によって不法占拠が続いている」と答弁。昨年3月17日の衆院文部科学委員会でも鈴木寛文科副大臣は「竹島が(中略)不法に占拠されていることが(中学校で)適切に指導をなされている」と答えている。
ぐらつく民主党の体質が変わらない限り、領土に関する「第2の土肥問題」は再び起きることになりかねない。(酒井充)
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