最終更新: 2011/03/10 18:59

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大阪・愛知・岐阜4人殺害事件 元少年3人に死刑確定へ 遺族「望んでいた通りの判決」

愛知県などで男性4人が暴行を受け殺害された事件の裁判で、最高裁は当時、少年だった3人の被告の上告を棄却、死刑が確定することになった。遺族は会見で「望んでいた通りの判決」と語った。
愛知県などで4人の若者が殺害された連続リンチ殺人事件から16年半。
当時、少年だった小林正人被告(35・当時19)、小森 淳被告(35・当時19)、芳我匡由(はが・まさよし)被告(35・当時18)について、最高裁は上告を棄却した。
死刑が確定することになった。
息子の江崎正史さん(当時19)を殺害された江崎恭平さんと妻のテルミさん。
正史さんの両親は10日午後3時半ごろ、会見を開いた。
恭平さんは「あの子が亡くなる1週間ほど前の写真...。(写真を胸ポケットに?)ずっとしまっておりました。望んでいた通りの判決だったと思いました」と話した。
1994年、長男・正史さんとその友人が、岐阜・長良川の堤防で小林被告らに金属パイプで殴られるなどして殺害された。
11日間で4人が殺害された連続リンチ殺人事件。
1審では、小林被告に死刑判決が出たものの、小森被告と芳我被告には、従属的な役割として無期懲役の判決が言い渡された。
しかし2審では、3人全員に死刑判決が言い渡された。
そして迎えた10日の最高裁判決。
最高裁は、「被告人3人は、おのおの主体的に積極的に犯行にかかわり、死刑はやむを得ない」として、元少年3人の上告を棄却。
2審の死刑判決が確定することになった。
判決に対し、小森被告の弁護士は「こういった結果(死刑判決)になることは、(本人も)覚悟してるから。再審やってくれとか、やらないとかは、彼(小森被告)に聞くしかない」と話した。
テルミさんは「正史はかえってきませんけども、これからは供養しながら、自分たちもやりたいことやって、静かに生活していきたいと思います」と話した。

FNNではこれまで、3人が犯行当時、少年だったため、少年法の趣旨にそって、更生の可能性や社会復帰に配慮し、3人を匿名で報道してきました。
しかし、死刑が確定することで、更生の可能性がなくなったことや、死刑執行は重大な国家権力の行使であること、事件の重大性などを総合的に判断し、今回、実名での報道に切り替えました。

(03/10 18:54)


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