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2011年3月9日(水) 19:10 |
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中皮腫の遺伝子治療・臨床研究承認
がん細胞を死滅させる遺伝子を注入する治療法の臨床研究の実施を、岡山大学の審査委員会が9日承認しました。
臨床研究を申請していたのは、岡山大学病院・呼吸器外科の豊岡伸一医師の研究グループです。 岡山大学病院では今年1月、既に前立腺ガンの治療で同じ手法による遺伝子治療の臨床研究をスタートさせています。 今回承認された中皮腫の治療方法は、悪性の胸膜中皮腫の患者の腫瘍部分に、「レイク」と呼ばれるガン細胞を死滅させる遺伝子を直接注入するものです。 悪性の中皮腫は、アスベストが原因のがんの一種で、日本では今後40年間で10万3千人が死亡すると国は推計しています。 岡山大学病院では、今後国の承認を得た上で早期に臨床実験に入りたいとしています。
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